進撃の巨人 ファイナルシーズン 9話 過ち
マーレの軍人が使っていた拳銃は、非常に特徴的なデザインで、幼女戦記で、ターニャ少佐が使っていた銃と良く似ている。あの拳銃を見ただけで、どこの国をモデルにしているかが分かるようになっている。また、その国の運命も決定していて、それを変えることはできない。変えると、いろいろ問題があるからだ。9話では、パラディ島の壁の巨人をどうするか、が語られ始める。ジークは、エルディア人の解放を目的として、壁の巨人を使おうとしているようだ。だが、パラディ島の重鎮達は、ジークを信用していない。当然だろうと思う。ジークは、子供の頃、エルディア人解放運動の幹部だった父をマーレに売った男だ。その功績でマーレに優遇され獣の巨人の後継者になれた経緯がある。ジークの本音や、人格が、まだ明かされていない。やはり、引っかかるのが、マーレに父を売る程洗脳されていたジークが、どこで、その洗脳が解け、エルディア人解放を目指すようになったのかというところで、また、それは、本心なのか、別に目的が隠されているのではないか、などの疑問が残る。リヴァイ兵長も、ジークを信用しておらず、監視を強めている。ジークとしては、エレンと組んで、本当に、壁の巨人を動かせるのどうか実験してみたいのではないかと思うが、それは、簡単には、させてもらえそうもない。間違いなく、ジークは、核兵器のボタンを得ようと考えているわけで、その目的は、エルディア人の解放だと言いながら、世界的な大戦に発展する可能性もある。壁の巨人を動かせたとして、コントロールできるかどうかは別。動かせたはいいが、コントロールはできず、壁の巨人が勝手に他国を攻めていく可能性もあるわけだ。始祖の巨人は、発射ボタンではあるが、できるのはそれだけで、後は、自動的に攻撃するシステムの場合もあり、その辺りは、解明されていない。未知の部分が多過ぎるのと、あまりに危険過ぎるため、実験すら躊躇われるような状況。ただ、マーレの軍隊と加勢する他国軍との連合軍が、パラディ島に侵攻して来た場合、対応できるのは、壁の巨人以外にないことも確かで、エレンは、それを認識しているし、ジークも、良く分かっている。アルミンは、他に、もっと平和的に解決する方法はないのかと模索する。エレンは、パラディ島が攻められた時は、壁の巨人を使うのもやむなし、という考え方のよう。その部分で、壁の巨人を使いたいジークと考えが一致しているようだ。だが、それは、非常に危険な匂いがするのも確かで、地ならしを発動してしまえば、平和どころか、人類滅亡の始まりになりはしないだろうか。始祖の巨人を受け継ぐ者が、不戦の契りを誓った理由があるはずで、壁の巨人の本当の意味がまだ分かってはいないのだ。壁の巨人は、壁の中に留めておくべきなのではないか。それを最優先に考えるべきではないか、ということだろう。パラディ島への侵攻は、壁の巨人を目覚めさせてしまう起爆剤になってしまう可能性が高く、マーレが取るべき最善の戦略は、パラディ島へは侵攻しない、という選択だったのだろう。ヴィリー・タイバーの行ったパラディ島への宣戦布告は、大きな過ちだった。この宣戦布告を機に、運命は、破滅のボタンを押す方向へと大きく流れていく。
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