土曜日頃から体調がめちゃ悪い。ラズリの散歩に行くのも億劫なくらいで、日々自分に課している資料の翻刻*と、だらしない姿勢で本を読むことくらいしか出来ない。
(文学館でお世話になった責任者から届いた手紙で、資料の解読と打ち込みをすること=翻刻、ということを教わった。当たり前のことだが、学芸員さんはホント物知り)
本日5日は気持ちのいい気温と青空。昼間は暖か(というか初夏の陽気)なので、これが契機となって体調が持ち直すといいなと願う。
午後イチ、生命保険会社の担当がうちにやって来た。1年に1回、保険の保証内容を対面で告げる必要があるらしい。今年はコロナの影響で、誕生日前に来られなかったとのことだが、契約内容の見直しをしない限り、電話一本でいいのにな、と思う。粗品(かりんとうの小箱とポケットティッシュ3つと、スヌーピーのボールペン)をいただく。いまの保険は70過ぎまでの保証なので、それまでに死んだほうが得をする(苦笑)。父が私に言っていたことを思い出す。「たっぷりとは言わないが、ぼくが死んだらそれなりのまとまった額が出るから、貸金庫の保険証書はチェックするように」。父は1千万円だと思っていたようだが、実際に受け取った保険金は280万円だった。民間の営利企業はまあこんなものだけど、これから先の国家的福祉はこの例以上にひどくなりそう。下手したら、私が受け取る年金は大幅減額になるやもしれず、さらに今の50歳代以下は毎月さっ引かれている年金がようやく受け取る段になったら消えちゃっているかも。戦時中の軍票と同じパターンだ。賃金の一部を軍票で支払われていた鉱山労働者が敗戦と同時に、その軍票が無価値になってしまった、というような。三井鉱山などを巡っての韓国民の騒ぎ、よくわかる。20年後のニッポンでそういう悲喜劇が生じるのは空想じゃない。
保険のレディと話が終わったところで、家電に電話がかかってきた。
詩人のご長男の奥様からだ。話の内容は深刻だが、とにかく頑張って生きてもらわないと困る。75年前の山梨の地名とか、親戚関係とか、当時のことを知っている人がいないと、ノートに記載されている細々としたことがわからない。
電話のあと、郵便受けを覗いてみたら、私と2歳違いの親戚からはがきが届いていた。
これがまた、字が綺麗で綺麗で、思わず参りましたと、はがきに向かって頭を下げたくなるくらいだった。親戚に少なくとも2人、私より綺麗な字を書く人がいる。このことは誇っていいかも。
午後4時ちょうど、レターパックが届いた。
パックの中身は麦味噌500グラムパック2個。
先週金曜日、朝刊に挟み込みのローカルペーパー(「タウンニュース」)に、「愛媛のこだわり麦みそ250グラム送料込み500円、今ならもう一袋お付けします」という広告を見て、あまりに安過ぎるので半信半疑ながら申し込んでみた。発売元は「高田商店」という愛媛県北宇和郡にある創業87年の味噌蔵で、私は愛媛となんちゃ関係ないのに(讃岐弁)、北宇和郡というところに反応してしまった。
高校1年の担任が南宇和高校から東京教育大に進んだ男の先生で、生徒から「宇和の田舎もん!」とよく冷やかされていたのだった。自分たちも高松の田舎者のくせに、いい気なもんだよ。先生ご自身が「おぅ。ど田舎で悪かったな」と自らの出身地を誇りにしていたので、かっこよかった。
レターパックを開けたら確かに2袋入っていた。郵便振替用紙が入っていたので、すぐに郵便局に行って払った。
夜、早速、その麦味噌を使ったお味噌汁を飮むと、これが上品な味わい。塩分控えめで麦麹の甘みが活かされていると謳っているのだが、その通りだった。
西日本のお味噌は塩分が少なく、まろやかな味だ。今年2月、松江で買ったローカル味噌も、塩っぱさが全くなくて、お味噌汁をお代わりしたくなるほどだった。この麦味噌は、松江の「錦味噌」よりさらに柔らかい(小池真理子さん風に言えば、甘やか)!
こんな値段でホント申し訳ないな、と思う。罪悪感さえ抱いた。なかに注文票が同封されていたので、早速贈答用に使って、高田商店にいくばくかの貢献をしたいし、これから1年、自分ちでもこのお味噌(とは別にお醤油なども)を通販で買って使うつもりだ。
高田商店
https://www.yuzu-no1.co.jp/
レポート
http://ehimekennanyo.blog84.fc2.com/blog-entry-402.html
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