昨夜24日の午後10時、NHKの特番「戦争童画集〜75年目のショートストーリー〜」を観る。冒頭、長澤まさみの迫真的な演技と語りに、心が突き動かされた。この女優の演技幅の広さ、ただ者じゃない。45分番組で3本の短編。長澤まさみの他、加藤謙一の芝居が小舞台的なシリアスさで、演出を手掛けた山田洋次とNHKの良心を見せつけられた感がある。基本は朗読劇なのだが、ヘタな芝居よりも迫力があった。これにて「戦争の夏」は終わりか。
私は相変わらず、暑い書斎で詩人の原稿を四苦八苦しながら解読して文字に起こし、1時間に1度、水か珈琲を飲んで一服し、iPhoneでお気に入りに登録しているTwitterとかヤフーニュースを10分間だけ見て、また遺稿に戻る。
たまにはヤフコメでネトウヨをたしなめるコメントを書くのだが、毎回、袋だたきに遭う。愛知県・大村知事リコールなんかが象徴しているが、もはや声がやたらでかくて言動と行動が粗暴な国民がこの国を支配し、自分のような自身についても国家に対しても不全感と落胆と羞恥を抱く人間は出る幕がないように思える。元々厭世観が強いので、それはそれでいっこうに構わないのだが、原発事故と同様、不幸な事態になるのを遠くから見守るような真似はあまりしたくない。
今日は熊谷達也の『箕作り弥平商伝記』を返却しに図書館へ。3日かけて夜の読書タイムが愉しめた。大正10年当時の秋田と群馬が舞台で、秋田の箕作りと群馬のサンカ、被差別部落民の物語。稀少なテーマな上に人物描写が巧みで感じ入った。批評めいたことも書こうと思えば書けるのだが、熊谷さんに好感を持つ一読者としてはいい面だけを見ておきたい。
夜、メインのおかずはめざしだった。
民放のニュースを見ているとたびたびCMが入るのだが、通販の「しじみ生活」がしつこくて、晩ご飯を食べながら「うるせえなぁ、こっちはめざし生活だ、文句あっか」などと心の中でつぶやく。実際、しじみをサプリで摂るよりは、まだしもめざしを頭から尻尾まで食べるほうが身体的にはいいはず。飲む米ぬかのCMも流れるのだが、胚芽米を食べている私としては、こちらの商品についてもなんか馬鹿らしく見えてしまう。
図書館で本を返却したらまた借りてしまった。ローン地獄と違ってお金が発生しないからいいようなものの、また2週間以内に返しに行かなきゃならない。もっとも2週間後は今日みたいに暑くないだろう。
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