mixiユーザー(id:6486105)

2020年06月22日20:15

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雨を見ていた…

 午前11時を少し回った頃だ。
 自室の掃き出し窓を開けて、ラズリと並んでうつ伏せで雨を見ていた。
 五月雨と呼ぶのがいいのかな。
 冷たい低気圧の影響なのか、部屋の温度計は21度で、窓を全開してると寒いくらい。
 そろそろ窓を閉めようかね、と思ったところで、新聞回収の人がやって来るのが生け垣の隙間から見えた。
 今日は朝日新聞独自の回収サービス日で、1カ月分の古新聞を出しておくとビニールで個別包装されたトイレットペーパー1個と交換してくれる。
「ご苦労さまでーす」
 反射的に私が声を掛けたら、
「どうもです。そちらまで(トレペを)お持ちしましょうか?」
 と彼は答えた。
 20歳代の青年だった。
 あとで自分が持って帰ります、と断って、ラズリと一緒に見送った。
 前足を三角形のカタチにしてその間に顎を置いて、ラズリはなごんでいた。
 なんだかその姿がとても悠長で、大瀧詠一の名曲「スピーチ・バルーン」を不意に思い出した。
 ♪もう遠すぎて なにも映らない
 なぜ大瀧詠一なのか、自分でもよくわからず、脈絡がない発想。
 しかし、なにかの情景を前にして音楽に結びつくことは、私にはよくあること。
 静謐な一日になった。

写真はそのときのラズリ
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