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2020年05月24日20:28

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世界を覆う黒い霧

 ヤフーニュースで、女子プロレスラーが自死、とはっきり書いていないものの、SNSの中傷を気に病んで亡くなったという記事を読んだ。ちょっとネットであたってみたら、「死ね!」というようなコメントもあったらしい。
 ネットが普及し、誰でも自分の意見を広く表明できるようになって20年近く。あいちトリエンナーレに象徴される権力を風刺するニュアンスがあるものを罵ること、自分が気に食わない存在を匿名で全否定することが世相に溢れ出して、黒い霧で覆われた国土になってしまった。
 昨日、ちょいお馬鹿なニュースサイトで、高嶋ちさ子がテレビ番組で中学2年の息子に言及し、視聴者から非難の声が殺到したという記事を読んだ。

<息子のデリケートな話題にも触れ『変な臭いがしてきました』『iPadとか見たりすると、女の子のおっぱいばっかり映ってる映像とか出てきて』『「ワンピース」のナミって女の子のおっぱいを重点的に見ようとしてた』などと暴露。>
https://tablo.jp/archives/24071

 いやはや、「鬼母」を持つ息子はたいへんだな(笑)。
 が、「学校でいじ(め)られるのでは?」みたいな投稿を読んで、もし自分が同じ立場だとしたらいっこうに気にならないだろうなと思った。現に中2のご子息も「まじうける」と言ってるようだ。
 こういう親子の微笑ましさが一転、今日はネット民の中傷によって女子プロレスラーが自殺に追い込まれる悲劇。
 この先は政治家と高嶋ちさ子(親子)と石田純一(夫妻)以外、匿名での中傷を禁止する法案作成が焦眉の急な気がする。大多数の人は打たれ弱い繊細な神経の持ち主だから。
 今日も粛粛と原稿整理……、とは行かず、魯山人が食べ物について書いた随筆だとか黒岩比佐子さんのデビュー作となった人物ルポを読んでしまった。受験勉強をほったらかしにして深夜放送を聴いてしまう高3病、みたいなもんだ。雀百まで踊り忘れず、喩えが古いな。
 午後3時、ラズリと散歩に出る。ご近所宅で子どもが集まっていて、ふたたびラズリは取り囲まれる。お母さんから「人間用のクッキーを与えていいか」と問われたので、もちろんと答えたら、ラズリは私に向かって尻尾を振った。おまえ、人間の会話がそこまでわかるのかよ。
 子どもたちが手に手にクッキーを持ってラズリに与えるのだけど、子どもが同じくらいの大きさの犬と戯れる光景を見ていると心が和む。
 袋のクッキーがなくなったら、ラズリは用が済んだとばかり、私に視線を送ってきたので、そこのお宅を辞して、散歩を続けた。ナイキの厚底スニーカー、とても歩きやすい。
 駅近くには行かなかったが、それでも車の往来が多い。ここ最近、神奈川県は東京都より感染者数が多いので、あまり来ないほうがよろしかろう。
 一日24時間というのは公平に与えられているのに、時間が経つのが早い。それは私がとろいせいか。あれもやりたい、これはやらなきゃと思っているのに、あっという間に一日の大半が過ぎている。暇なはずなのに、だ。
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