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2018年12月29日21:33

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鎌倉の廃屋

 土曜日の朝刊には読書欄がある。
「今年売れた本」というお題で武田砂鉄が2019年を振り返っていた。なかで五木寛之の「孤独のすすめ」もある種老人本の括りで書名だけ記されていた。3週間ほど前、逗子のブックオフでこの新書があって、その時は買わなかったのだが、朝食後、天気もいいことだし、売れ残っているか否か、チェックしに行くことにした。
 逗子店までは自転車で15分ほど。18インチのミニベロだとちょうどいい距離だ。
 真っ先に新書棚に行ったら、あった。カズオ・イシグロがノーベル文学賞を取った翌日、あったら買おうと思って自転車を漕いだことがあって、その時もあった。鎌倉図書館は書肆情報に長けた老年層が異様にいて、たいていの場合、あっと言う間に予約待ちが10人20人になるのだが、ブックオフだと楽勝だ(笑)。
『孤独のすすめ』には副題が付いていて「人生後半の生き方」とある。五木センセお得意の人生4期説、「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」。林住期と遊行期について、いかに上手く心身の衰えとつきあい、世間から離脱し、後半の人生を楽しく過ごせるか、について説いた軽エッセイという内容だ(この日記を書いている時点で既に読了している)。
 ブックオフではもう一冊単行本を買って、早々に帰宅した。
 
 ラズリの散歩・午後の部で、家から少し距離がある商店街に向かった。昨日、廃墟のデッサンを見たので、家から1キロ弱にある2軒の廃屋を観賞したくなっただけ。
 鎌倉は地方都市の割に廃屋が少ない。逆に蔦に覆われて朽ちていく廃屋が消えつつあるくらいだ。それなりに地価が高いからだろう。
 世間では今日から年末休暇に入ったので、道路は車で溢れ、商店街も賑わいを見せている。果実店でみかんを買いたかったのだが、レジ待ちで6人が並んでいたので、断念した。普段であれば犬と一緒に入店してもいいのだが、こういう状況だと店の人も客もいやがるだろう。
 うちに帰ったら、案の定、みかん食いてえという気持ちになった。
 
 昨夜23時、YouTube動画で志の輔さんの落語「死神」を聞いた。50分の尺だったが、時間が短く感じたくらいに引き込まれた。今夜は何を見ようか、聞こうか。
 電気毛布でベッドの中が温かいので、夜ごと、タブレットでネット動画三昧だ。
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