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2017年05月24日20:41

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まんだら堂とチャップリンの独裁者とイチゴジャム

 21日日曜日、快晴。
 午後2時半から自転車に乗ってとなり町の逗子へ。
 逗子マリーナ前を走り、ブックオフへ立ち寄って、3冊の文庫本を買う。
『神様が降りてくる』白川道著、新潮文庫。ここまで食わず嫌いで避けて来たが、表4にある説明文を読んだら、葬られた戦後沖縄の真実、全身全霊を捧げた愛、壮絶な運命という文言に惹かれた。
『殺人犯はそこにいる』清水潔著、新潮文庫。昨年、タイトルを隠した覆面本で話題になっていた文庫がブックオフにあったので、嬉しい。
『従軍慰安婦・看護婦』広田和子著、新人物文庫。既に広田さんのこの本は読んでいる(買っている)が、文庫で今度こそ読破したい。
 ブックオフを出て帰り道を自転車でゆっくりと走っていたら、小坪隧道(トンネル)の入り口の山に人影が見えて、不思議に思った。で、隧道の手前で左折したら山に登る階段があって、そこに「まんだら堂やぐら群特別公開中」と小さな看板が立てられていた。この山の上にまんだら堂遺跡があるのか、と20年来の疑問が氷解。直線距離だと家から2キロちょっとなのに、まだまだ未知のスポットがある。腕時計を見たら午後3時半で、公開は4時までとあるので急いで山を登った。
 そこに着くと、岩肌に数々の「やぐら」があって、小規模なヤオトン(崖に横穴を掘った住居)みたいな世界が広がっていた。iPhoneは持っていたので、写真を10枚くらい撮る。なんという好運だ。まんだら堂の見学者が山を下りていたからわかったのだし、今日が公開日だったから入ることが出来たのだ。

 22日月曜日、快晴。
 上京して友人2人に会う。1人は前々から決まっていたが、1人はmixiで「今日はTさんのお誕生日です」というメッセージがあったので、急遽電話をして、彼が住む町へ行くことにした。
 1人目の友人とは新橋駅で待ち合わせ。2時間ちょっと喋りまくる。金子光晴の話ばっかされるものだから、確かまだ捨てていない光�召諒幻砲鮹気圭个靴堂兇盧篤匹靴討澆茲Α�
 で、新橋駅で別れ、ケーキ屋を探すもののない。やむなくシュークリームのヒロタで極上プリンを買って市ヶ谷へ。お誕生日おめでとう。これからもお互い、励まし合ってなんとか生きていこう。
 帰りの地下鉄でひとつ気になったことがある。5月なのに猛暑になったため、女性は半袖姿が多いのだが、腕時計を身につけていない人が多い。注意してみると、つり革を握っている男性でも3割くらいの人が腕時計をしていない。ちょうど夕方の通勤ラッシュの時間にあたったので、乗客は会社勤めの人が大半なのだが、女性は6割方着用していないことや、学生はさらに装着しないだろうから、過半数の日本人が非腕時計派だろう。小さな時代の変化を感じた。
 夜、金子光晴の文庫を探したら思った通り2冊あった。自然描写がことごとく緻密で詩的なんだよ、という友人の誇らしそうな顔を思い浮かべ、「しゃーない、読んだろ」と思った。

 昨夜、共謀罪の衆院通過で気が滅入っていたら、チャップリンの「独裁者」を思い出し、YouTubeで演説を聞く(https://www.youtube.com/watch?v=xl2e69fEFf4)。日本語の字幕とチャップリンのスピーチを半々で受け止めながら、6分後、涙が出そうなほどに感動した。
 聞き終わったあと、ネットで原文と対訳を探すと、すぐに見つかった。A4用紙2枚にレイアウトし直して、英文と日本語訳を1時間近くかけて読んでみた。

In this world there’s room for everyone and the good earth is rich, and can provide for everyone. The way of life can be free and beautiful. But we have lost the way.
地球は全人類が暮らせる部屋があり、豊かな大地があって、全ての人に恵みを与えてくれる。人生は自由で美しい。でも我々は生き方を見失ってしまった。(中略)
Do not despair.
絶望してはいけない。(中略)
dictators die. And the power they took from the people will return to the people. And so long as men die, liberty will never perish.
独裁者は死ぬ。そして人々から奪いとられた権力は人々の元に返る。永遠に生きる人間がいないように、自由は滅びない。
(訳文は私です)

 23日水曜日、やや�勝�
 朝はフクロウ騒動。
 イチゴが安くなった。今月いっぱいでシーズンが終わる。
 ジャムを作りたくなったので、夕方に地元のスーパーでイチゴを買って帰り、すぐにジャムを作った。材料はイチゴと砂糖だけ。弱火で30分、焦げつかないよう注意するだけで美味しいジャムが出来上がる。あらゆる料理のなかでジャム作りがいちばん簡単だし、最も奥深い一品かもしれない。




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