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2017年05月07日21:10

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昨日も今日も自転車日和

 昨日今日ともピーカンで、日中家の中にいると落ち着かない。というか、『いま世界の哲学者が考えていること』(岡本裕一朗著)みたいな本を読んでいてもどこか上の空になってしまって、45分本を読むと20分ワックス掛け、また本を手にしても45分経ったら鉢の土替えと、体を動かしたくなってしまう。だから昨日も今日も、午後から自転車でポタリングをしてしまった。昨日は逗子駅まで往復し、安養院でつつじの咲き誇る様をぼぉっと見とれた。今日は今日で材木座から由比ヶ浜を自転車でだらだら流し、途中、光明寺で小休憩をとって、池の亀が泳ぐのをぼんやり眺めていた。頭の中では不意にゴダイゴの「ガンダーラ」が流れ出し、♪素晴らしいユートピアーー、というフレーズがリフレインする。五月の陽気は私にとってのガンダーラでユートピアだ。ところで80年代、人気のあったお笑いコンビの「ゆーとぴあ」はまだコントをやってるんだろか。
 
 昨夜、珍しく一冊の時代小説を読んだ。ゴールデンウィークの初日、山中湖で無料コーヒーを提供していて、一人の別荘族から悪口に近い噂話を聞いてしまった。山中湖に在住の6女性ライターにまつわる話で、「なにを書いているんだか知らないけれど……」と言いながら男関係の噂をあれこれと挙げて、茶化していた。私の友人はご当人を知っているので、別の意味で興味深そうに話を聞いていた。
 山中湖から戻ってきて、ちょっと気になってその「ライター」をググってみたら、時代小説を書いているかたであることがわかった。ただのライターだと受け止めながら噂話を聞いていて、まさか著書が3冊以上ある小説家だとは思っていなかった。で、ものは試しに読んでみることにした。
 エンタメ系の時代小説なので、すらすらと読めた。ここに書けるほどの感想はない。が、文章力や構成力は水準に達しているし、発想もユニークだ。
 私は小説にしても絵画にしても音楽にしても、「創作する人」には一定の敬意を抱くことが多く、逆に何ひとつ創作しない人に対しては評価が低くなる傾向にある。創作対象は、料理でも大工でも論文でもなんでもいい。営業とか管理系のホワイトカラーや一般公務員より「作る人」のほうが好ましい。
 小説本を出したから偉いというわけでないが、手馴れた文章から力量の備わった人だと分かると、笑いの種にされるのがしのびなくなる。ときどき思うことだが、陰口を叩くのはいかなる場合でもよろしくない。サラリーマン生活28年の過程でもこのことはよく思ったものだった。
 
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