ローブラリー ラリーゲーム基礎編 ブレーキング
WRC 6の日本語版が発売された。これはTOYOTAがWRCに復帰したのが大きかったようだ。ゲームでヤリス(ビッツ)も走らせることができる。あのビッツがWRC参戦!?という感じだろうが、もちろん競技用の車として大改造が施されている。ただ、車の基本的なバランスは、そのまま競技車両の性能に直結するため、ベースになる車が優れていないと良い競技車両は作れない。TOYOTAの車が世界で人気なのは、そのバランスの良さだ。いろんなメーカーがある中で、トップクラスだろう。ローブラリーでもTOYOTAの試作車になる222Dを良く使っているのだが、600馬力のパワーに対して非常に素直に車が反応する。これはGT86も同じ。とんがった車好きには、この安定感が物足りなさに感じるかも知れないが、限界まで攻めていくと、このバランスの良さが大きな武器になる。ピーキーな車の場合、限界が低くなってしまい、思い切って攻められないのだ。車の重心の位置が非常に良い。車の重心がどこにあるかでもドリフトの性格は変わってしまうのだが、リアに重心が寄っていると、リアは流し難いが、一旦流れてしまうと慣性が大きくなって流れ過ぎてしまう傾向にある。逆にフロントヘビーだとリアは流しやすいが、慣性は小さく、リアの流れを止めるのも容易になる。ドリフトをする時は、どんな車でもブレーキングでフロントに荷重を移動させるのだが、リアヘビーだと、この荷重移動も鈍重になる傾向がある。荷重移動のスピードは、そのままタイムに直結するので重要なのだ。イメージ通りに前後左右に荷重を移動できる車は非常に操作しやすい。荷重移動がゆっくりな車は、操作をゆっくりと行う必要があるのだ。逆に荷重移動が非常に早い車は、機敏な操作が必要になる。荷重移動のスピードの差は、車重の違いによって起こるようだ。
早めにアクセルを戻し、ブレーキングを始める
これは、ラリーゲームの基本中の基本だろう。ラリーの動画を見ていて、事故る原因の多くが、アクセルを戻すタイミングの遅さ、ブレーキングの遅さによるスピードの出し過ぎだ。コ・ドライバーの指示で、次のコーナーがきつい場合は、とっととアクセルを戻してしまう。アクセルを戻してもスピードはある程度維持できているので、そんなに失速することはない。加速しながらいきなりブレーキングするので、ブレーキの効きも悪くなってしまうのだ。まず、アクセルを戻して車を等速走行している状態にしてからブレーキングすると、ブレーキの効きも良くなる。これは、馬力が上がれば上がるほど、必要な操作になる。300馬力以上もあるような競技用車両は、強烈な加速力を持っているのでアクセルを踏みっぱにしていると、どんどん加速している状態になる。コーナーに突っ込むとは、加速している状態で突っ込むという意味ではない。しっかりブレーキングの準備をしながらできるだけ車速を落とさないように突っ込むという意味だ。加速状態だとリア荷重になっているので、フロントブレーキが効きにくくなってしまうのだ。4輪のタイヤのブレーキがしっかり効くように、等速状態になってからブレーキングする。荷重がリアにある状態からフロントへ荷重を移動させる時間と、フラットな状態から荷重をフロントへ移動させる時間では、差があるのは自明の理。ベテランのプレイヤーが、とんでもないスピードから、素早く減速できるのは、このテクニックを使っているためだ。フルブレーキの前には、4輪のブレーキを全て使えるように車を等速状態にしている。コーナー前で、アクセルを戻して等速状態にし、それからフルブレーキング、ロックしないように少し緩め、またブレーキング、このちょっとした操作が、車を安定して減速させるコツだ。減速させ過ぎないようにして前荷重の状態でステアリングを切る。前荷重になっているとステアリングが良く効く。ラリーで、ステアリングが効きにくいと思っているプレイヤーは、十分前荷重になっていないのだろう。基本的なブレーキングの操作に問題があるようだ。プロのレーサーは、ABSを介入させないようなブレーキング操作を行う。ABS(アンチロックブレーキシステム)が効き始めると、タイヤは一瞬ロンク状態になっているわけで、やはりブレーキングが強過ぎている。ABSでブレーキを解除するのだが、ロック解除、ロック解除では、やはりスムーズな走行とは言えないので、プロのレーサーは、タイヤをロックさせないようなブレーキングを行うわけだ。このテクニックを身につけるには、ABSをONにした上で、ABSが介入しないようなブレーキングを行うようにする。ABSをONにしているのに、ABSを使わない状態がベストだろう。ブレーキングのタイミングをミスった時もABSが効いいて、タイヤロックは最小限に抑えてくれるので、安全マージンを取りながら、プロレーサー級のブレーキングテクニックを身につけるには良い方法だと思う。
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