mixiユーザー(id:6486105)

2016年03月24日22:47

468 view

3カ月経ってようやく始める(~_~)

「明日から始めよう」と思いながら3カ月が過ぎてしまった。
 詩人が湖畔で隠棲を始める前に読んだと推察出来得る「ソロオ」のエッセイをテキストに起こす。大正10年に刊行された『自然人の瞑想』(柳田泉譯)には、詩人がアンダーラインを引いたり書き込みをしている箇所が数多くあった。文語調の文体は一見取っつきにくいものの、噛めば噛むほど味わい深いように思える。文豪の古典的な作品や(一時期の)天声人語を書き写して文章力を鍛えるというような考え方がその昔あったが、それとは違う。ソロオと詩人に対して近づきたい、純粋に寄り添いたいだけだ。
 今日、最初のエッセイをパソコンで打ち始めた。が、予想より遙かに難しい。旧仮名旧漢字ゆえ、言うであろうは「言ふであらう」、学ぶという漢字にしても學ぶとなる。そして3行に1度は、漢字が読めなかったり読めてもその旧字をどう変換させたらいいのかわからない。音と訓の「音」読みが出来ない旧字もあった。そういうときは文字パレットを開いて、マウスでその漢字を書いて調べるのだが、知らない旧字はたいてい画数が多くて、それだけで1分近くかかってしまう。「默つてゐる」は5文字だが、まず「默」をヒットさせて、次に「つて」と打ち、「ゐ」の字を変換して出し、「る」と書く。
 そもそも日本語変換は30年近くATOKを使い、辞書は使用頻度の高い字が上位に来るようになっている。当然のことながら旧字はかなり下位にあるので変換候補をスクロールしないと出て来ない。仕事柄というよりただの趣味から旧字はATOKの出始めに組み入れて辞書を鍛え続けているのだが、それでも正字がない漢字もある。正字ではしんにゅう=「辶」なのだが、いまは略字しか使われていない。編集者時代、とんでもなく売れなかった本を何冊も作ったのだが、パソコンで日本語を打つムックというのを、営業部から嘲笑されながら苦労して編集したこともあった。返品率は70パーセントをらくらく超えた。
 大正10年刊と言えば、父が生まれる1年前だ。彼が昭和10年代に読んだ本というのはこういう文章だったのか、なんていう感慨に浸りつつ一字一字打ち込んでいると、時間はあっという間に経つのだが、全然進まなくて、2時間やってやっと3ページだった。こんな作業は無駄だし無謀では、とツッコミを入れたいところだが、とりあえず1カ月くらいかけてやり通したい。
 朝刊に「オオタカ希少種解除 懸念の声」という記事が載っていた。数が増えてきたとして環境省が指定解除に向いて検討中ということらしい。
 オオタカについては、リニア建設でオオタカの棲む森が崩されるという懸念があって、それに対する布石なのではないか。もしそうならば、実に汚いやり口だ。こういうときには必ず良心が乏しい御用学者というのがいて、政府の意向どおりの調査研究をする者があとを断たない。水俣病の例を引き出すまでもないことで、御用学者にはもれなく水銀入りの核汚染水を飲ませてやりたいところだ。
 一応記事は切り抜いた。が、日記にもメモするカタチで書き残しておきたい。
 絶滅危惧種の指定や見直しは政府から独立した第三者機関で審議するのがもっとも望ましいことは言うまでもない。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年03月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031