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2015年03月26日09:37

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フォルムの実際 19世紀 小休止 可愛い絵画

フォルムの実際 19世紀 小休止
 ちょっと軽い話題でお話し。日本に紹介される西洋絵画にはフィルターがかかっていて、意図的に選択された作品が多い。だが、西洋絵画の歴史は古く、いろんなニーズもあるので、様々な絵画が描かれている。日本では批判的に扱われる、通俗的絵画も、人気なのだが、日本ではあまり紹介されない。だが、浮世絵は、名前の通り、浮世を描いた風俗画で、通俗的に描かれているのが普通だ。役者のプロマイドに美人画、観光名所の絵はがきのような風景画に、襖の穴張り用まで、用途は様々、今のイラストのような役割だった。浮世絵の美人画などは、萌え絵そのものだろう。江戸時代の庶民は、浮世絵の美人画に萌えていた。西洋古典絵画にも、そのような通俗的な主題を絵にした絵画がある。動物画も盛んで、動物画の名手もいた。ルーベンスとコンビを組んでいたフランス・スナイデルスは動物画の名手だった。フェルメールなど、ネーデルラントの風俗画は有名で、市民階級が力を持っていた時代は、風俗画が流行する場合が多かった。印象派も風俗画の一種で、市民階級の絵画でもあった。あまり堅苦しい理屈はのべずに、楽しく、見た目が綺麗な絵画が好まれた。風俗画はともかく、もっと通俗的と言われて、評論家の先生から毛嫌いされているのが可愛い絵だ。見るからに可愛い、小さな子供や子猫などを組み合わせた絵画も、子女達に好まれていた。少女趣味に入るのだろうが、こう言う西洋絵画もけっこう多いのだ。子供と子猫を組み合わせる絵画は、ジャンルとして確立していたようで、写真の世界でも、可愛い組み合わせは人気だ。日本の官僚達が、頭をひねって、日本の漫画を海外に紹介しようとしている。漫画は、低俗の代表のように言われていた時代もあって、それが日本を代表するような大衆文化と言われるのだから、時代も変わったものだ。現代アートが、便器だろうが、大量生産品だろうが、何でもかんでも芸術作品だと言い出して、だったら、大衆文化だって芸術だろうと言う事で、こうなった。ゴミが芸術で、大衆文化が芸術じゃない理屈を見つける方が大変だろう。と言う事で、絵画の最先端の国、フランスでは、漫画がめでたく芸術と認定された。現代アートの芸術と言う言葉に特別な価値はなく、作品と同義語程度の意味しかない。そんな流れから、可愛い絵画も発掘され、広まってきている。西洋古典絵画と言うと、重い絵画と思われがちだが、楽しい、綺麗な、可愛い西洋絵画も存在するので、そう言う絵画は受け入れやすいのではないだろうか。自分で探してみると、けっこうたくさん見つける事ができる。
 画像は、子供と子猫と言う鉄板の可愛い組み合わせの絵画。そのイラストレベルを超えているようなクオリティに、通俗を乗せて、おもばゆくも可愛い絵画になっている。こう言った絵画も楽しいのではないだろうか。
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