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2026年11月03日21:29

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10/29 MOMATコレクションと「あみ・ど・ぱり パリの日本人芸術家たち」@東京国立近代美術館

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竹久夢二展の膨大な出展数にクラクラしたけれど、この日にここ近美に来た訳がある。11月15日まで展示の鏑木清方の三部作を見るのだ。



《築地明石町》が44年振りに発見され、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》も同時購入され、近美の新所蔵品となったのを記念した特別展が開催されたのが2019年のこと。
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このあと2022年の鏑木清方展、2023年の近美70周年記念展で見て以来だ。これで見納めになるかな、と自分の歳を考える。
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劇場と花街の街新富町、外国人居留地のあるモダンな築地明石町、江戸情緒残す下町浜町河岸、それぞれに似合う女性を配した傑作。いつの世も、消えゆく時代のノスタルジィを描いたものは独特の美しさがあるが、鏑木清方はその美しさを繊細に拾い上げる。いいなぁ。
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ハイライトでは、久々に竹内栖鳳の《飼われたる猿と兎》を見る。鋭い眼力で動物を描く栖鳳ならではの作品。「利口な猿は飢え、従順な兎は食に飽きる、はたしてどちらが幸福か」一部の強烈な為政者やコンピューターに翻弄される人々を思う。
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初めて見た お初の画家、平田松堂《木々の秋》 華やか〜〜
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面白かったコーナー・物語を「みる」

前田青邨《かちかち山》
白描で描かれた絵巻は軽快でたのしい
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小林ドンゲ《銅版画集「火の処女 サロメ」より》
滑らかで美しい線はペン画かとおもったらエンレーヴィングどいう銅版画、ビュランという彫刻刀だからびっくり。
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宮本三郎《SALOME(女シリーズ1)》
サロメというとビアズリーが描く、妖艶な悪女の姿が真っ先に浮かぶが、このサロメはまるで無垢な少女、でもそれだけに首を捧げ持つ様子が不気味。
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藤田嗣治《動物宴》
様々な動物が宴会、でも「食べる側」「食べられる側」の境界が際どく、そこが面白い。
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藤田嗣治《ラ・フォンテーヌ頌》
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東山魁夷と北欧
久々に東山魁夷を堪能。《古き町にてー北欧旅行》という版画集がとてもいい。あたたかみのある安野光雅の世界。
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小企画「あみ・ど・ぱり 巴里の日本人芸術家たち」
https://www.momat.go.jp/exhibitions/r8-2-g4
東京国立近代美術館のコレクションを中心に、戦前から戦後にかけてパリに渡って研鑽を積み、自身のスタイルを確立してサロン等で活躍した日本人芸術家たちを紹介します。
「あみ・ど・ぱり」とは、パリに滞在経験のある芸術家、作家、実業家らが1930年に結成した社交団体、巴里会の機関誌のタイトルです。世界中のアーティストが芸術の都に集った1920年代、パリに暮らす日本人芸術家は200人を超えたと言います。しかし、第二次世界大戦の勃発により、ほとんどの芸術家は帰国の途につきます。やがて、戦後になると再び多くの芸術家がパリに赴き、活気を取り戻しつつあったパリの美術界に身を投じました。
本展では、藤田嗣治をはじめ、佐伯祐三や板倉鼎、岡本太郎らの作品を紹介するとともに、当時のパリでとりわけ人気を博した高野三三男と岡上りうの作品をお借りして、特別に展示します。さらに、新収蔵の長谷川春子や毛利眞美をはじめ、パリで制作に励んだ女性のアーティストの作品にもご注目ください。

1 パリの街角で
里見勝蔵、前田寛治、佐伯祐三、荻須高徳
2 アントワーヌ・ブールデルの教室で
保田龍門、木内克、金子九平次
3 女性の画家たち
長谷川春子、森田元子、毛利眞美、佐伯米子、岡上りう、南桂子、東山紗智子、板倉須美子、薩摩千代、澤田美喜
4 パリの個性派たち
藤田嗣治、高野三三男と岡上りう、長谷川潔、板倉鼎、東郷青児、坂田一男、岡本太郎
5 アンドレ・ロートと日本の教え子たち
黒田重太郎、川口軌外、毛利眞美

小さいけれど立派なパンフがいただける。疲れて最後に流すには勿体無い企画。できたらもう一度じっくり見て勉強したい。パリに集った日本人画家の理想と夢と奮闘がコンパクトだけど、よくわかるいい企画。

中でも夫婦でパリにわたり、女流画家として独立した妻たちの作品群の見事なこと。初見が多い。
板倉鼎と須美子夫妻は千葉市美で知ったし、メゾチントの浜口陽三とエッチングの南桂子夫妻はミュゼ浜口陽三ヤマサコレクションにしばしば見に行ったが、以下の画家夫婦は知らなかった。



堂本印象の甥、堂本尚郎の妻毛利眞美。
アンドレ・ロートにキュビズムを学び、結婚後活動を休止していたが、70歳近に脳梗塞を患ったことから活動を再開したとか。
《自画像》
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1960年前後の作品だが、フォルムが素晴らしい。いいなぁ
《裸婦(B)》
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《無題》
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それから、高野三三男の妻岡上りう
高野三三男《掛合い》もすごくいいのだが
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岡上りう《ダーリア》
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岡上りう《ファンタジア》
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結婚、出産で辞めてしまったようだが、フランス政府やベルギー王室にも買い上げられる、人気のあった画家。調査が待たれるとあったが、とても気になる画家だ。


当時は結婚で自然に辞めてしまう女性が多かったようだが、取り返しのつかない残念なことなんだよね。

アルバムあります
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121493110&owner_id=2083345

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