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2026年10月11日09:24

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ゴッホの秘密

ゴッホの秘密
 ギャラリーフェイクという、贋作を扱ったアニメがあった。そこで、冒頭、ゴッホの贋作が登場して、主人公が、それを見抜くというシーンがある。一般的に言われているゴッホの知識に沿ったエピソードだ。だが、一般的には、あまり知られていない秘密がゴッホにはある。事実であったり、推測であったりするので、これが真実だとは、思わないでお欲しいが、頭の隅にでも、置いておくと、後で、あれか、と気づきがあるかもしれない。ゴッホの黄色だが、実は、現状のゴッホの黄色は、色褪せてしまっている。絵の具の褪色という現象だ。油絵の具が色褪せることは、あまりないのだが、印象派時代の油彩画には、傷んだ絵画が多いという特徴がある。全ての絵がそうだ、という訳でなないが、特に、日本の当時の油彩画に、修復不可能なぐらい傷んだ作品があることが分かっている。理由は、油彩画の正しい技法が伝わっていなかったためだという。間違った油彩画の描き方をしてしまったがために、急激に油彩画が劣化してしまったということ。これは、紙にも言えて、酸性紙は、百年程で劣化すると言われ、ボロボロになる。そのため、絵を描く場合は、中性紙を使うように指導される。油彩画がボロボロになってしまう原因は、乾性油不足が原因だそう。揮発油だけで油彩画を描いていたのが原因。ゴッホの褪色の原因は、絵の具そのものの質の問題だという。合成顔料が出始めの頃なので、まだ、絵の具の質がよろしくなかったということのよう。これは、ゴッホのせいではない。ゴッホの油彩画は、描かれた頃は、もっと色鮮やかだった、むしろ、異様なほど、色鮮やかだったという。どうして、ゴッホが、異様な色使いをしていたのかに付いての指摘があって、それは、ゴッホは、色弱だったのではないか、という。ゴッホ自身は、普通に描いてるつもりだったが、色の選択で、鮮やか過ぎる色を選んでしまっていた、という説だ。実際、目の悪い有名画家は、結構いて、モネの目が悪かったのは有名な話し。モネの絵の輪郭が、もやもやしているのは、そのためだ。風景がはっきり見えなかったのだ。ゴッホが、絵の具のチューブから出した絵の具を混色せずに、キャンバスに塗っていたのは、本当のよう。速描きだったので、いちいち混色していられなかったのだろう。だが、ここにも、秘密があって、ゴッホが使っていた絵の具は、特注品で、顔料の粒子の大きさまで指定して絵の具を作ってもらっていたという。元々、ゴッホは、絵の専門家であり、弟のテオも、画廊を経営。絵の具は、テオが調達していた。顔料の粒子の大きさを指定できる特注の絵の具を作ってくれるメーカーは、今でも存在する。プロの画家の中には、自分専用の絵の具を特注で、作ってもらっている人も結構いる。キャンバスも特注だったりする。顔料の粒子の大きさが違うと、色の鮮やかさが違ってくる。粒子が大きい程、色が鮮やかになり、粒子が小さい程、白っぽくなる。彩度が落ちるのだ。印象派の画家達は、キャンバスを手作りしていた。主にエマルジョンキャンバスを作っていたと言われる。オイルを吸うキャンバスだ。半吸収地という。この手の支持体を自作する画家は多い。ゴッホの模写をする人は、多いが、キャンバスや絵の具にまで気を使う人は、少ないかも。これをやらないと贋作にすらならない。余談だが、今は、本物のラピスラズリを顔料として使った油絵の具や、本物の象牙の炭で作ったアイボリーブラックも復元され、販売されている。ただ、エメラルドグリーンだけは復刻されない。パリグリーンと言われ、印象派の画家達が好んで使っていた絵の具で、命を吸い取る程に美しい絵の具だと言われた。シルバーホワイトも、ヨーロッパでは、規制されている場合が多い。完全に専門家専用の絵の具とされている。古い時代の贋作を作る場合、当時の絵を手に入れる。ヨーロッパには、時代はあるが無名の画家の安い絵が多い。その古い絵のキャンバスや木枠を利用して贋作を制作するのだとか。
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