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2026年09月18日17:51

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銀杏を拾うと秋が來たんだ、と思う。

 9月18日金曜日、ほぼ青天。
 昨日、日記を書き終わってお寺の境内に聳えるイチョウの下、無数の銀杏を一個一個拾ってはバケツに放り込んだ。
 毎年、銀杏を会社の元先輩宅に届けて来た。先輩は今年の2月に亡くなり、七里ヶ浜の家は奥様が一人住んでいる。亡くなったから銀杏奉公は終わり、という割り切りもできず、今年も変わらず持参することにしていた。
 拾うのは簡単だが、実を剝いて銀杏を取り出すのは手間がかかる。そして、すごい臭気を纏うことにもなる。
 バケツ3分の1くらいになったところで、山に分け入り、一個一個実を取り出す。
 半端ない単純作業で、工場の単純労働よりきついかと思う。
 で、次に銀杏を洗う作業があるのだが、4回5回と洗ってもまだどろっとした果肉が粘着していて、最後は手袋を脱ぎ捨てて果肉を削いだ。
 この間、蚊に刺されまくったので、銀杏を新聞紙の上に並べて干すところまで終えたあと、シャワーを浴びて夕飯。唐辛子の収獲と銀杏集めで、2時間半くらいは費やした。

 さて、本日金曜日。夜10時から武田砂鉄のラジオ番組「プレ金ナイト」がある日だ。
 朝食後、まず銀杏を選り分けながら袋に詰め、七里ヶ浜の奥様宅へNTT電話を掛けるも出ない。ひょっとしたら、ハワイの別荘に転居しちゃったか、などと思う。留守電に切り替わらないから。
 134号線が混んでなけれbクルマで15分。
 一筆箋に手紙をしたため、銀杏をお宅のドアノブに掛けておこう。
 やはり不在だった。しかし人が住んでいる痕跡というか雰囲気はまだある。
 銀杏の入った紙袋をドアノブに掛け、その足で割と近くにある業務スーパーへ行き、ついでにブックオフにも行った。
 帰宅直後、前出の奥様からお礼の電話があった。ご近所さんに支えられながらなんとかひとり暮らしをしております、と。年内にうかがって励ましたいと思う、宮沢賢治の言い草みたいだけど。
 その後簡単な昼食を済ませ、あるひとにはがきを書くことにした。
 どんなデザインにしようか、あれこれ迷う。
 で、苦心惨憺の末にはがきを書き終えてメールをチェックしたら、大学の友人が黄金唐辛子を欲しいとのことなので、ビニール袋に唐辛子を丁寧に並べた。送料がいちばん安いのは210円のスマートレターだ。が、厚さ2センチ制限があるので送ることは可能だろうか?
 とりあえずはがきと唐辛子の入った袋を持って中央郵便局へ。
 旧知の局員に事情を説明して相談してみたら、スマートレターでなんとか収まることがわかったので、住所を書いたのち、局員に封印してもらって無事クリア。
 息をするのも面倒くさい、というようなウツを抱えて生きているのだが、こうして日常の一端を綴ってみると、自分の心身は普通なのかなとも思う。
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