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2026年09月14日17:51

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「縹渺」の読み方は?

 9月14日月曜日。
 昨夜午後9時半頃、マイミクAさんのTwitterを開くと、沖縄知事選「玉城デニー破れる」の報が載っていた。辺野古沖での修学旅行生事故が「オール沖縄」崩壊の前兆でなければ、と願っていたのだが、世の中の潮流はそう甘くなかった。勝った保守系候補の公約には「手取りが2倍」とあったらしいが、トランプの共和党勝利なら国民一人当たり5千ドル同様、今の時代はウソやデマを撒いた者勝ちになってきた。もっとも、デニーさんの敗因は一般国民(県民)が希う数年先の近未来展望とずれている感性なのだろう。これは立憲民主党や社民党にも言えることだが、目を覆いたくなるようなダサさが痛い。
 今朝は朝メシ抜きで定期的に通っている病院へ。歩いて10数分という近場だが、足元がふらつくような心許ない歩き方。空腹であるのと筋力の衰えだろう。近所の婆さんに勧められた「ストレッチ体操教室」に通う、というような対策がそろそろ必要かと思い始めている。
 帰宅後、遅いコーヒー&朝食。
 その後、先週末に送られてきたカバーの編集者案と自分が作成した案をあらためて比較検討をしてみる。これが存外難しく、編集者の説明文を繰り返し読みながら、落とし処を探ろうといろんな角度からラフ・デザインを凝視する。そして、編集者案に則った方向で、ということで、そのデザインを自分の美的感性にもう少し寄せることができないだろうか、と修正をいろいろと試みる。
 そうこうしていると午後1時前となって、素麺の昼食、
 引き続きラフ・デザインを描こうとするも、いったんクール・ダウンしてから再度取り組むのがいいと判断した。
 昨夜から乙川優三郎の『潜熱』(Kindle本)を読み始めた。
 乙川さんは時代小説でデビューされて数多くの名作を世に出された。お人柄も含めてかねがね好印象を抱いてきたのだが、2013年に初めての現代小説『脊梁山脈』を刊行され、私も初めて乙川さんの小説を読んでみた。以来、ほぼ彼の作品は読んでいて、実は『潜熱』も観光時に図書館から借りて第1章までは読んでいたのだが、根気の乏しい私は「青春小説か」と間違った判断をくだして返却してしまったのだった。
 17歳から70歳近くまでの人生を描いた大河小説。これが私の心境にぴたりとフィットしたのだ。昨夜はタブレット片手に寝落ちしたほど、乙川さんが描かんとする世の人間の歓びと悲哀に耽溺した。とともに、文章の美しさにため息が出るほど感じ入った。
 電子書籍というのはある意味便利で、読み方がわからない熟語などがあると簡単に調べることができる。たとえば「縹渺とした」という言葉が出て来たので辞書をひくように調べて見ると、「ひょうびょう 広く果てしなく広がるさまや、かすかではっきりしない様子を意味する言葉」とすぐさま教えてくれる。
 乙川さんはひどく言葉にこだわる作家で、辺見庸さんと双璧をなす頑固者だ。こういう作家さんの本を読む場合、国語辞典を引いて調べるように努めているのだが、辞書を手に取って1分くらい小説から離れると、共鳴している心の温度が冷めてしまうことがままある。その点、電子書籍はその手間が簡単だという長所がある。
 一字一字を味わって読了。
 そのタイミングで、前出のマイミクAさんから献本が届いた。
『極道酒場2』。
 毎回、「偉いな」と感じるのは、必ずひとことふたことが書かれた手紙が同封されていることだ、物理的な手間はともかく、一人ひとりの顏と付き合いの深さを思い浮かべて書くというのは、結構しんどい作業だ。年賀状の定番的なひと言よりもしんどい。通り一遍の文言を書けないからだ、
 全3話構成なので、まずは第1話を読んでみよう。
 明日は今日の検査結果を踏まえた診断のため、ふたたび病院へ。そして午後からは横浜でひとり出版社の社長と会う約束が入っている。雨の予報なのがイヤだな、と思う。
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