エンドロール流れるころの沈黙をいまは誰かとわけているのね #短歌
配信の一覧にある題名を開かぬままで季節が過ぎる #短歌
同じもの好きだったことそのものがひとつの映画だったのかもね 短歌
更新のたびに少しずつずれてゆく本人確認みたいな画像 #短歌
本当より少し本当であるために切り取られてる正方形かな #短歌
この顔でいいのかずっと迷いつつ三年くらい変えていません #短歌
アイス買うついでに今日をやり過ごす うさぎのアイコンだけ元気です #短歌
削られて光るものなら悲しみもいつかは月に似るのだろうか 短歌
草むらに寝転ぶ犬の腹見えて世界は今日も続いてしまう #短歌
生き延びて何になるのかわからない わからないまま会えてよかった #短歌
コンビニで買ったアイスを分け合って勇者じゃなくて人でいたいね #短歌
爪切りのパチンと響く日曜の少し痛いくらいが愛で #短歌
センサーの範囲外にいただけだと説明されても釈明とせず #短歌
水たまり揺れて崩れた顔でさえ こちらを向けば私に見える #短歌
ほどけてもいいと思える日が来たらきっとあなたに電話をします #短歌
取扱説明書には載ってない修復方法を探してしまう #短歌
永遠を信じたかったわけじゃなく外れる音が怖かっただけ 短歌
水底に沈む光を留めようと指を閉じても青だけ残る #短歌
捨てられるのではなく手放されるという言い方を雨が選んだ #短歌
もう二度と使われないはずの未来形 辞書のどこかで折れている午後 #短歌
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