やわらかな皮膚を焦がしている泳いでゆきたい光の底を #短歌
止まった画面(笑)「既読」という二文字のフォントが太くなる午後 #短歌
あかあかと腫れたこころをなぞるようお湯は産毛にからみついてる #短歌
あ、なんか、めっちゃいい匂いするね ねえいまのどっちの意味だった? #短歌
月までの距離を測らずやめたこと それでも残る光の理由 #短歌
コンビニの鮭おにぎりが冷たくて世界に僕しかいない気がする #短歌
(自動改札のチャージ残高120円)お前も生きていたのか そうか #短歌
完璧な絶望 サヨナラの代わりにラー油の瓶を海へ投げる夜 #短歌
「さよなら」がサッポロポテトみたいにさ砕けて落ちる夜の真ん中 #短歌
未来への爪のさき少し汚れているから誰も愛さず眠るのがいい #短歌
正論で僕を殴ってほしかった 濡れた背中が乾いてゆくよ #短歌
さん付けやめてくださいって言ったらなんか急に笑っちゃった #短歌
透けながらそれでも確かだったこと水の静けさ裏切らないで #短歌
「デブだけにサービスしてる?:(注:これはマヨネーズの過剰摂取を指す)#短歌
(注:火気厳禁のロビーです)と僕が僕の愛着にピンを刺す #短歌
「終わらない」という設定のなかで泳ぐ(※ただし水温は下がり続ける)#短歌
ふぞろいな文字のままでいい ノートのすみのちいさな犬よ #短歌
※なお未発話の語彙の総量と地図の余白の相関関係 #短歌
ホームセンターの組み立て家具のにおいがしてここには誰もいないと思う #短歌
(注:この「愛」には事後の保証および返金等は含まれません)#短歌
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