前日記
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物語絵を楽しんだ後、本館の展示をくるりと。やっぱり東博は楽しい。
こちらも気になった作品をアルバムに収めました。
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121447138&owner_id=2083345
またまた、すこしご紹介。
室町時代、関東で活躍した画人たち。ううむ、ほとんど名前を知らない。ここらへんもちょっと勉強しないとね。
賢江祥啓(けんこうしょうけい)筆《山水図》
鎌倉・建長寺の画僧で、関東水墨画の中心画人。中国南宋宮廷画家・夏珪(かけい)の様式を習得。
僊可(せんか)筆《山水図》
祥啓(しょうけい)の次世代画人。
啓孫(けいそん)筆《竹林七賢図屏風》
祥啓(しょうけい)の次世代画人。なかなかクドイ(笑
興悦(こうえつ)筆、幻庵(げんあん)賛《山水図》
水墨画の画法「「真・行・草(しん・ぎょう・そう)」のうち、最もラフな草体描法。中国の高名な画僧・玉澗の様式に倣ったもの。
違いがわからん。どうも覚えられそうもない、、、、(汗
式部輝忠筆《帝舜五臣図》
この人の作品、見たことあるぞ。個性的な作風で、近年注目されているらしい。まずはこの人から覚えてみようか。
明代、景徳鎮窯のかわいいお皿たち。
安土・桃山から江戸時代になると、多少はわかる。
海北友松筆《山水図屏風》慶長7年(1602)
あら、慶長7年というと「猫放し飼い禁止令」が出た年だわ…と前日記を振り返る私(笑)
筆者不詳《網干図屏風》江戸時代・17世紀
《網干図屏風》は、三の丸尚蔵館蔵の海北友松の作を見たことがある。葦の茂る水辺に漁網が干されている図だが、干し網が作る三角がリズミカルで美しい。こうした静かで鄙びた、それでいて装飾的な風景屏風は《武蔵野図屏風》に通じるものがあるかな、と感じた。
鳥がコマ送りで飛んで行く
狩野探幽筆《山水図屏風》江戸時代・17世紀
余白の取り方の上手さ。風景が屏風を越えて広がるように描けるのが名絵師なのね。
狩野山雪筆《流水花卉図屏風》江戸時代・17世紀
この日に東博に来てよかったぁ〜としみじみ思える作品その1。また見たかったのよぉ。
上部はかなり個性的、涼しげで美しい流水文様、下部は金箔と青金箔を市松に貼って、青金箔の上に可愛らしい草花などが繊細なタッチで描いてある。
この屏風は絶対若い女性の居室に置くよね。素敵すぎる。市松を一つ一つ指しながら「これは椿、これは唐茄子ね…」なんておしゃべりしたのかしら。ため息が出ます。
狩野山雪筆《玄鶴芦顔雁図》江戸時代・17世紀
輪郭なしの墨塗りつぶし、鶴も雁もうまいなぁ
英一蝶《乗合舟図》江戸時代・18世紀
一蝶の風俗画は楽しい。なかなか船にのらない馬に、イラっとする他の乗客。振り向いて「ちっ」と舌打ちが聞こえてきそう。
松村景文筆《月夜水辺鴻図》江戸時代・19世紀
鳥の水掻きの描写がみごと。四条派は減筆で、次に呉春の屏風があったが、たしか司馬遼太郎がこき下ろしていたっけ。
1階に移動
《地蔵菩薩立像》鎌倉時代・13世紀
截金文様が美しく残っている。
尾形光琳作《八橋蒔絵螺鈿硯箱》江戸時代・18世紀
この日に東博に来てよかったぁ〜としみじみ思える作品その2。企画展だと混むし、写真も撮れないはず。どこから見てもしみじみと素敵なデザイン。
女子大生二人が「八橋って何?伊勢物語って書いてあるよ。あとで調べてみようっと」ええ?高校で習うでしょ?!
鶴澤探真《王昭君》明治26年
ちょうど美術コミュで話題になっていたのが、菱田春草の《王昭君》、美しく哀しい作品には、近代日本画としての新しい試みが見られ、重文に値する作品である。
一方、こちらはその約10年前とはいえ、シカゴ・コロンブス世界博覧会に出されたのだが、自国文化をアピールするべき時に中国モチーフを選んだことや粉本の引用をしたことなど、時流とズレがある。あえて逆らったのは狩野派の矜持なのか、と複雑な思いで見た。
荒木寛畝《雨中双鶏図》明治26年
こちらもシカゴ・コロンブス世界博覧会に出展された作品。ニワトリはリアルに、そして空気遠近法、これがまさに時流だったはず?
柴田是真《瀑布》明治7年
大好きな柴田是真、黒白のコントラストも見事で洒脱。涼しげだ。
親と子のギャラリーでは「博物館でバクめぐり」
マイミクさんがマレーバクの赤ちゃん動画にハマっていると言うので見たらホントかわいい。一方、獏は想像上の生き物で、体が熊、象のような鼻を持ち、悪い夢を食べてくれると伝わる。のちに発見されたバクが、獏の姿に似ているため、バクと呼ばれるようになったとか。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2762
東京国立博物館は、恩賜上野動物園と国立科学博物館とともに、毎年動物にちなんだ共通のテーマで「上野の山でどうぶつ動物めぐり」という連携企画に取り組んできました。当館では、その一環として家族で楽しむ特集展示「親と子のギャラリー」を開催し、テーマにあわせた動物作品をご紹介しています。19 回目の開催となる今回のテーマは、「バク」です。
バク科の哺乳類である動物のバクとしては、体の色が黒と白にわかれるマレーバクが有名ですが、東アジアで古くから知られる「獏」は、それとは別の想像上の動物です。体が熊に似て、鼻が象といった特徴をもち、悪い夢を食べてくれると信じられてきました。一方、動物のバクは、鼻の形などが似ていることから想像上の動物である「獏」の名前を借りたとされ、本来は無関係ですが、今日では夢を食べるイメージも共有されているようです。
この展示では、絵画や書物に登場する獏だけでなく、魔除けとしてその姿が盛んに用いられた枕や鏡といった調度品などを通して、人々が親しんできた獏のイメージを紹介します。映像や標本などの写真によって、動物のバクとも比較しながら、伝説に生きる獏の造形をご覧いただければ幸いです。
《鳥獣戯画 乙巻》に初登場。画像は模本だが、タテガミがあって、体にぶち模様。
こちらは、狩野探幽が描いた獏の模本
北斎のは、伝説に忠実に体がクマに近く毛むくじゃら。《北斎漫画》
《南天獏蒔絵枕》
南天は「難を転ずる」でおめでたい植物、悪い夢を食べる獏とセットの枕で寝たら安眠できそう?
《南天獏字蒔絵枕》
獏の絵を描くのは大変だから、と漢字で。簡素なものにはたびたびこういうことが行われていた記憶があるが、獏もしかり。お金のない庶民だっていい夢だけでも見たいものね。
《白釉鉄絵獏文枕》
こちらは、中国・磁州窯の陶枕。獏の口から雲が出て三日月を載せている。絵本の一コマのように可愛い。
病気や災害が鬼や神の仕業と信じられていた時代、怖い夢を見ることは、現代以上に恐ろしいことだったはず。獏の存在は頼もしい味方だったのね。
アルバムあります
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121447138&owner_id=2083345
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