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2026年03月13日20:22

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狂ったゴリラが行く着く先を嗤う

 3月13日金曜日。寒の戻り。
 まずは昨日のイヤな出来事から。
 クルマで30分ほどのところにあるホームセンターへ行き、帰り道、いつも給油しているガソリンスタンドに寄った。そのGSはLINE割があって、登録すればリットルあたり3円引きになる。で、カード情報を読み取らせたあと、LINEのQRコードをかざしたら、182円→179円という表示が見えた。な、なんだって? 先週クルマのタイヤを交換したあとに給油したのだが、そのときは150円だった。暫定税率があった時代とほぼ同額、否、政府が補助金を出していたため、160円から170円で給油できていた。
 大型店舗のGSは電光掲示板にガソリン価格を明示している。が、「これからガソリン価格は上がる一方だから、満タンにしておこう!」という猿知恵が心を支配していたので、見ていなかった。くそったれ。
 値上がりが痛いのではない。ゴリラ面のトランブが脳裏をよぎってくるのが不快なだけである。イランに肩入れをする気持ちはないものの、一人の精神異常者がもたらした世界の秩序破壊が行き着くところまで行け、という気になった。その精神異常者を讃えたり持ち上げたり遠慮したりするすべての人間に鉄槌がくだるのなら。ガソリン価格がリッター300円になろうが、卵1パックが500円になろうが、私は我慢できる。だってだって、キングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」を中学高校時代に深夜放送で聴いたときの昂奮が俺のある意味原点だから。「21世紀も20世紀同様、分裂病の偏執者が世界をめちゃくちゃにするだろう」などと預言していたのだった。反抗期の高校生がこういうアナキズムを得てしまうと、将来の夢はエリート公務員か銀行マン、という堅実な人生は確実になくなります(笑)。
 今日は淡々と校正をやり、午後2時、全集に収載される画家さんの詩人印象記の許諾を得るべく、ご遺族に手紙を書いたりもした。
 昨夕、図書館から予約本取り置きメールが続けて3通。郵便局で手紙を投函後、図書館に行く。予約本の1冊は2022年の年末に申し込んだノンフィクション本で、予約時段階で私は40数番目だった。
 『ある行旅死亡人の物語』
 2020年4月、尼崎市のボロアパートで女性が孤独死。遺された現金は3400万円。
 これを偶然見つけた共同通信の記者がアパートの借主タナカチヅコを追う。戸籍もマイナンバーカードもない日本人……。
 午後5時、読み始めたら止まらなくなった。もちろん、晩ごはんを食べたし、これから風呂に入るけれど。
 私はひとを追いかけるのが趣味な性格で、週刊誌の記者をやっていた頃は趣味がイコール仕事だった。書き始めるとキリがないのだが、たとえば豊臣の埋蔵金探しをしている変人がいると聞くと、矢も楯もたまらず動きたくなる。この件では(兵庫県の)猪名川町で毎日穴掘りをしていた鈴木盛司を苦労して訪ね、闇の洞窟のなかでインタビューさせていただいた。記事にしたあとも会いに行って、鈴木さんの理路整然とした推理に感心したりして、お土産で豊臣が遺した天正小判を数枚いただいた。男性器をちょん切った事件で有名な阿部定が伊豆半島の養老院にいる、という噂を聞いて、片っ端から養老院を訪ねたこともあった。これはたぶんに、自分は何者か、という命題を追い求めたい度が強いからだと思ってる。いまで言うところの自分探しだ(笑)。
 ウツ気味なので、難しい本は読む気がしない。
 昨夜は『追憶 坂口安吾』(坂口三千代著)を読んだ。安吾センセ、めちゃ面白いひと。三千代夫人はめちゃいいひと。
 とにかく今日は「タナカチヅコって何者だったか?」を最後まで読もう。
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