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2026年03月07日13:19

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一週間ごとに大きな進化を遂げているAIの怖さ

 3月6日金曜日(翌7日正午に書く)。
 朝食後、メールさえチェックすることなく、クルマを駆って隣町の大型スーパーへ。気温は14度前後らしいが、ほぼ春の陽差しだ。太陽の位置が高いような感じ。
 スーパーから徒歩5分のところにカルディがあって、一昨日からセールが開催されている。私は浅煎りのコーヒー豆が好みなので、その場で指定の焙煎をやってくれる横浜の珈琲豆店の豆を愛飲しているのだが、ほぼ焦げていない”ライト”や”シナモン”だけだと薄いアメリカンくらいの濃さゆえ、4対1の割合でカルディのマイルドブレンドをブレンドすることが多い。このマイルドブレンドも相対的に見れば浅煎りに近い。
 年1回のセール日は半額になる。今回は200グラム入りを8袋購入。これで賞味期限とされる半年近くは保つだろう。浅煎りコーヒーというのはコーヒー豆の流通量からすれば、100分の3にも満たない。なんでもありのネット販売でもほぼないに等しい。
 スーパーでは讃岐うどんや鎌倉ハムブランドのベーコンやウインナーなどを買って帰宅。新品のタイヤは小型車にあって柔軟性がダイレクトに感じられるので、面白いもんだ。
 校正を始めて4年が経った。
 当初は言葉の言い回しを調べるのがとんでもなく厄介で、漢和辞典や国語辞典を次々と買い足し、さらに昭和4年刊の『標準漢和大字典』などという旧漢字主体の3千ページ辞典を使うはめになった。音訓とも読めない漢字を画数で調べるときなど、たった一つの漢字調べのために5分くらいページをめくった。
 詩人はADHDで芭蕉だ、一茶だ、良寛だという句や歌をたびたび引いている。が、悉く写し間違い・記憶違いがあって、ひどいケースでは上の句と下の句が別々のこともあった。こういうときはネットで調べられる。全集編集の基本は、原文通りで間違いがあったとしても”イキママ”が原則だが、それを当て嵌めてしまうと言い訳本のようになるし、そもそも詩人の遺した文はただのメモであったり草稿なので、公にすべきものではない。だから「馬鹿丸出し」にするような編集はあり得ない。
 ネットで調べてもわからない時はとりあえず図書館に行く。高村光太郎が物した一文を見つけるため、順々に全集を調べる。こんなことをやっていると、たった一箇所の校閲が半日がかりとなる。
 なんでこんな苦労談を持ち出したか、と言うと、1年前からAIの進化によってGoogle検索でもAIが教えてくれるようになり出した。最初は私の拙い知識体系より愚かだったのがあれよあれよと進歩して、私が半日がかりでようやく出来たことがGoogleではコンマ何秒で解決してくれる。それもかなりの正確性を有して。
 AIが人間を支配している。少しでも正確な判断を求めたいのであれば、もはやAI一択だろう。私はそこらのサラリーマン並みの投資をしているが、投資判断はAIに任せておくのが最も賢い。AIといえども判断は間違うが、例えば世界中に散らばる「アルファベット(Google)」の各AI、別の巨大AI企業の各AIがインテグレートされたら、AI判断のミスがミスでなくなるように世界各国の政策に反映されて、ミスが帳消しにすることができる。AIは人間が制御可のツールであったはずだが、既に昨年から意志力を備えたエージェントAIが出て来た。藤井聡太さんとAIの対戦は五分五分だったが、2026年末にはAIの圧勝となるだろうし、不自然な生成AI動画も本物を超えた本物になる。
 enigmaという90年代からカルト的な人気のあるドイツ系アンビエントグループがあって、私は30年くらい嵌まり続けているのだが、YouTubeでエニグマの新作や未発表曲を探して聞いていると、1年前あたりからエニグマの原曲を完コピした上に生成AIでつくった楽曲が数多く出始め、何しろ元曲もデジタルなので、聞き分けることなど出来ないカオスの世界になってしまった。たぶんクラシックのオケもこれは可能で、どうにでも演奏自体をつくれてしまうだろう。オペラも同様だ。人工合成声の進化も著しいから。
 もう人間はお払い箱になりつつある。
 千枚の領収書を仕分けし、それぞれの金額を出して最終合計額を出す、という簡単な経理がある。昭和40年だとそろばんで計算するので、1時間か2時間はかかるだろう。別の経理マンが検算するので、人的労働時間はその2倍。昭和40年代後半には電卓が普及したため、一挙に3分の1くらいでそれが可能となった。
 平成になると、表計算ソフトの出番で、これくらいの量だと読み取りも含めて1分だ。
 労働者一日分の仕事が1分。
 で、人類は労働から解放されて、労働時間が10分の1になったか?
 その逆で、昭和のいい加減な働きぶりは許されないモラールとなった。
 今年中に、実用書や時事解説書、ネトウヨ相手の偽造歴史本なら、ライターも編集者もなしで、作れるだろう。
 試しにAIを使って「ダメな人間を成功者に導く30の習慣」的な企画を頼んだら、一般水準の本ができそう。
 年間2万円の有料AIを使えば、雑誌「クロワッサン」を丸ごと1冊つくる技量もありそう。かつて15人体制だった編集部は、編集長1名、副編集長1名、編集者1名か(笑)。
 タカイチを冠名にしたサナエトークンで一儲けを企んだスタッフは、無料版のAIを使ったからみっともないフェイク通貨になっちゃったわけで、もうちょっとAIを上手く活用すりゃよかったのに、と残念に思う。しかし、これ、犯罪じゃないのかね?
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