12月24日 雨のクリスマス・イブ。
朝食後、ホームセンター「コーナン」へ。
気温がぐっと冷え込み、霙と見間違うほどの雨粒が間断なく落ちている。平らに見えてる駐車場だが、水たまりが広がっていて、灯油売り場に行く際にスニーカーがびっしょり濡れてしまった。雨の日の買い物は控えたほうがいい。
帰りにブックオフへ立ち寄る。ブックオフが近づいてくると、マリファナ中毒者のごとく惹かれて入店してしまう。今日こそ私を救ってくれる本と出会いたい……。キャバクラ中毒者もきっと出会いを求める点に於いては同じだろう。
軽い昼ご飯のあと、詩人の手紙を広げていたらiPhoneに未登録の電話番号から着信があったので出る。
日曜日に訪ねて詩人の手紙原本と詩集を貸してくれたかたからだった。
22日の月曜日、すぐにお礼状を書いたのだが、その返信ならぬお電話だった。
ありがたかった。というのも詩集のコピー本はしっかりと製本されていて、自宅のプリンターでスキャンしたら「のど」側の1行目が歪んで読めないほどなのだ。担当編集者も「OCRは難しそうです」と言っていたので、ばらしてOCRしたい。
そのことをご主人に言うと、コピー本はまだ2冊あるのでどうぞどうぞ、と言ってくれた。私のような経済活動に該当しない活動というのは、お相手のご厚意にすがるほかない。大袈裟だが、資本主義のルールから外れた道楽とでも言うしかない。
私に親近感を持っていただいたようで、正月明けに再びうかがうこととなった。
今日はクリスマス・イブだし、このあとはぼんやりしてていいや。
いろんなかたのブログを読み、Yahoo!ニュースをつまみ食いのように拾い上げた。
<真木よう子(43歳)、第2子出産>
パートナーは16歳年下君だそうだ。
イイネ、と思いながらコメントを読むと、
「すっかりイロモノというか、扱いにくい存在になってしまってるけど、赤ちゃんが生まれたから落ち着いてくれるのかな。」
「ハリウッドザコシショウの極端過ぎるモノマネが好きで動画探したけど無かった。もしかしてご本人がクレーム入れた?」
「え・・この記事の写真本人なの?
いつの間にこんなに老け込んでしまったんだろうか・・」
「芸能人は自分の子供に父親の違う兄弟姉妹を作るのは平気な人達なんだね。」
「この人、誰や?
写真だけだど
50代にみえた!」
「棒読み俳優だからもう家庭に入ればいいんじゃない。いくらでも上手い子は出てくるし。」
(すべて原文ママ)
これ、私が選んでコピペしたわけじゃない。
ディするコメントがずらっと並んでいた。
ネットで無数に広がる悪意、憎悪、破廉恥などの反知性主義的世論って、マイクロプラスティックのように地球環境を汚染させている。
赤ちゃんが産まれたんだぜ! 高齢出産で頑張ったんだぜ!
ここで「イロモノ」と言えるなんて信じられ感性だし、男性女性を問わず「老け込んだ」というような美醜を語るのはセクハラに該当する。そもそもそんなコメントを書き込んだキミは、街を歩くと逆ナンパされるほどの二枚目なんだろうか、と問いたい。ネットで発言する場合、マイナンバーカードの番号と顔写真を掲示しないといけないルールになれば、少なくともかようなヘイトスピーチは激減するはずだ。
私は真木よう子のファンではないのだが、母子とも無事でよかったと思うし、一定の敬意めいた気持ちも湧く。そして、彼女を好きな人が祝福のコメントを書けばよくて、嫌いな人は黙ってスルーしとけばいい。しかしネットはその逆の傾向が強い。
自分は老いるにつれて少しずつ劣等感が強くなってきた。真木よう子に向かって「この人誰や?」と揶揄する人に劣等感はないのだろうか。
不思議でしかたない。
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