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2025年12月10日09:02

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初心者のための油彩画入門、デッサンとデフォルメ

初心者のための油彩画入門 デッサンとデフォルメ
 デフォルメというと、漫画などのように、大きく形を変えるやり方というイメージがあるが、絵画的デフォルメは、古くから使われていた。写真がなかった時代は、特に画家の個性的なデフォルメが目立つ。例えばルーベンスの女性のヌードなどだ。写真が登場し、その写真を元に絵を描くようになってから、個性的な絵画的デフォルメは、減少していった。そのため、写真的フォルムが、デッサンの基準のようになっていったようにも思える。写真とデッサンは同じではないので、デッサンの場合は、デッサン的フォルムを描くことになる。個性と捉えるのが、一番分かりやすいのではないかと思う。絵画的な個性だ。漫画には、漫画的個性が求められ、アニメには、アニメ的個性、イラストもそう。個性は、そのジャンルの絵を魅力的にする要素になる。絵画のフォルムのデフォルメも同じ。具象絵画の場合は、デフォルメの度合いが、そんなに大きくないだけ。フェルメールの真珠の耳飾りの少女などが、良く分かる例だろう。具象絵画なのだが、いたるところにデフォルメが入っている。その理由が、トローニーだから、だと言われる。肖像画は、依頼者がいて、その依頼者に似ていなくてはいけない、という縛りがある。だが、トローニーの場合は、象徴的な意味合いを表現するためにデフォルメされる。微妙な違いだが、肖像画とは、方向性が明らかに違うのだ。現代絵画の具象絵画においては、このトローニー的に、描かれることが多く、作品のテーマに沿ってデフォルメされることが多い。これが、ハイパーリアリズム絵画との大きな違いになる。トローニー的な絵画を描くためには、結局デッサンは、必要になってくる、ということ。写真のトレースを推奨しているが、それには、制限がある、ということを知っておいて欲しい。フォルム的な個性ではなく、他の部分、例えば、ポーズや、構図、色使いなどで個性を出すようにするのも1つの方法だ。
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