うすい影たぶんあなたのものじゃない 幼い頃の地図がまだ追う #短歌
干されゆく影に芽生える夜の声ひび割れたまま名前ないまま 短歌
早寝してなお聞こえない呼吸まで誰かのためにそっと整える #短歌
やりかねぬことばかりまだ胸の底 濡れた予感をそっと撫でつけ #短歌
夜にいて月が必要ですかって正論訊かれたときの頬のぬくさよ #短歌
こんなにも大事なものを抱えたらひかりの方にそっと歩くね #短歌
ぬけあなをこえるきみからこぼれだす赤いひかりをそっと拾った #短歌
週2回やってることを話すときあなたの声が少しあたたか 短歌
その目玉何をみてきた光かな まけてもいいとささやく朝に #短歌、
デスボイス沼の底から呼ぶひとの影まで震える夜はまだ鳴る 短歌
ばくだんの名前をもらい笑うひと きみに触れれば風がはじける #短歌
たおすたびこぼれる音のやわさだけだれかの痛みそっと拾って #短歌
濡れた髪からこぼれてる時間だけ受け流しては暮れていく空 #短歌
苦くてものんだ薬のしみるまできみの涙がそっと色づく #短歌
こわすなら月の欠片を拾い上げまだ知らない日きみへつないで #短歌
怒りからペンを取るまでひと呼吸あなたの声がすこしやわらぐ #短歌
ういてくる理想の色をみていたらあなたの胸にそっと風立つ #短歌
かんじんなところだけまだひらかずにきみの沈默 風をはらんで #短歌
ホログラムまもるきみへのゆうぐれにつかれのいろがふっとやわらぐ #短歌
その向こうバラエティでも追えないよ ひとつの仕草 胸にひかって #短歌
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