mixiユーザー(id:5462733)

2025年12月07日12:51

17 view

初心者のための油彩画入門、白、黒、茶色

初心者のための油彩画入門 白と黒、そして茶色の絵の具
 色の3原色の他に、無彩色も良くつかう。これは、油彩画独特の色の使い方だろうと思う。茶系を無彩色に入れるのはどうかという考え方もあろうかと思うが、実際、茶系を無彩色系の色のように使う場合が結構多いのだ。例えば、緑のビリジャンに茶系の色を少し混ぜて、緑のケバケバしい色味を抑えて調和性を高めるなどだ。色は、鮮やかだから良い、という訳ではない。特に具象絵画では、この意識は大事。調和性だ。バルールとも関係するので、大事なポイントになる。そこで、白と黒と茶系の色に付いて解説してみたい。ホワイトは、現代、チタニウムホワイト系が主流になっている。他には、シルバーホワイトだ。
 ジンクホワイトは、昔は、良く使われていたが、亀裂や剥離の危険性を指摘されてから、あまり使われなくなった。綺麗な白なので、仕上げの上層に使うのがベストだと言われている。下層や地塗りとしては、不適だという評価。
 チタニウム系のホワイトは、いろいろと出ているが、ベーシックなチタニウムホワイトで、ほぼ、こと足りる。隠蔽性が強く、どんな色との混色もOKで、安全性も高い。
 シルバーホワイトは、古典的なホワイトで、古くから使われていたホワイト。フレークホワイトとも言われる。古典絵画系の画家が良く使う、鉛が原料なので有害で、子供には使わせてはいけない。本当の意味でのプロ用のホワイトだ。子供に油彩画をやらせる場合は、チタニウムホワイトを使う。ヨーロッパでは、シルバーホワイトは、大容量の専門家用しか売っていないそう。有害なのに、なくならないのは、代替ができない良さがあるため。本当に美しいホワイトで、使い続けると、その良さが実感でき、シルバーホワイトでないと、この絵は描けないという程。シルバーホワイトとチタニウムホワイトを混ぜて使う画家もいる。ホワイトは、この2色で、ほぼ、まかなえる。
 黒だが、黒には、青系の黒と赤系の黒がある。グレーにすると、青みがかったグレーになったり、赤みがかったグレーになる。
 ピーチブラックが、青系の黒。桃の種を炭化させて顔料として使っている。やや弱い黒で、混色での主張が弱い。狼色とは、真逆の性質がある。混色で使う黒としては、使いやすい。
 アイボリーブラックは、赤系の黒。本物は、名前通り、象牙を炭化させて使っていたが、今は、動物の骨を炭化させて顔料にしている。高価だが、本物の象牙を使ったアイボリーブラックも存在する。赤系の黒なので、他の色と合わせやすい性質がある。茶系の色や、赤系の色とも相性が良い。温かみのある黒で、使う人も多い。黒系全般に言えるが、厚塗りは厳禁。亀裂の可能性が高い。黒は、薄めに塗るのが基本。また、
 ランプブラックなど、煤を原料にしたブラックもある。グレーを使う場合は、何種類かの黒を用意しておいて、使い分けることになる。
 茶系の色。バーントシェンナを使う人が多いかと思う。人物画の肌などには、バーントシェンナ トランスという、透明系の色を使う場合が多い。日本人の肌の黄色味に使われる。
 イエローオーカーも良く使われる。肌色には、欠かせない。イエローという名だが、黄色系というより茶系だ。明るい茶色といった感じ。風景画でも、欠かせな色だ。古典絵画では、肌色に、シルバーホワイト、イエローオーカー、バーミリオンの3色を混色して使うことが多かったよう。白人の肌色で、黄色人種の肌には、もう少し茶系が入っていた方が良いかも。
 茶系の色は、アースカラーと言われて、天然の土が原料。メーカーによって、名前は同じでも色味が違うので、いろいろ揃えておくと面白い。具象絵画の場合は、今は、アースカラーを使う人が増えている。そうなると、茶系の色の重要度が増す。値段もそんなに高くはないので、いろんなメーカーの茶系の色を使ってみよう。
 バーントアンバーの、バーントは、焼いたという意味で、色が濃くなっている。アンバーは、琥珀色。本当の琥珀を使っている訳ではない、ローシェンナのローは、生のという意味で、そのままの土だ。シェンナは、土が産出した地名。グレーに茶系を少し混ぜたり、3原色に茶系を混ぜて色の角を取ったりと、使い道がいるいろある。緑系の色と茶系の色との相性が良く、青系の色とグレー系の色との相性も良い。茶系の色は、赤みと黄みを持っているので、青と混ぜると、色が濁る。この濁りを利用したのが、緑系と茶系の混色。モスグリーンや、オリーブグリーンのような色みだ。茶系の代わりに、グレーを混ぜる方法もある。具象絵画では、この茶系の色の使い方に精通する必要があるだろうと思う。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年12月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031