mixiユーザー(id:8077411)

2025年11月24日09:22

13 view

短歌

霜の糸からまりながら野を縫って遠ざかるほど深くなる白 短歌



ぜんぶ書く 好きな色まで君の声 プロフィール帳の角だけやさしい #短歌



言葉なら栄養分にもなるだろう ひとの心に雨しみこませ #短歌



白い夜 雪の気配の違いまで看護師の耳 待ち遠しい寄り添って #短歌



世界地図 おねしょの跡を海としてひっそり朝をやりなおしてる #短歌



刺すような強さの笑みが触れたとき皮膚の下までこちらが揺れる #短歌



こう見えても言えない荷物抱えたまま夕焼けだけは正しく赤い #短歌



結構な庶民的だと指を立て街角の風ため息にまざる #短歌



未分化のいのちを編もうとしている毛糸玉ひとつ粉雪の帰路 #短歌



幽霊失格 なぜかあなたに触れたくて息をしているはずじゃないのに #短歌



読み込み成功 青いゲージの満ちてゆくきみの沈黙をなぞるみたいに #短歌



ほどいたら何にもなれず途方に暮れ指にからまる毛糸の体温 #短歌



考察をさせたがりゆくあなたには伏線めいた体温がある #短歌



パソコンって言葉がとっさに出てこなくてコンピューターって言っちゃった



各自治体ごとに揺れだす歩幅あり同じ夕暮れ違う追い炊き #短歌



ミュートして世界の音をぬぐい取るわたしの影は軽くゆらいで #短歌



着脱式こころの蓋をはめ直しひらいてはまた夜があふれる #短歌



毛糸玉転がる音のやさしさをあなたに見せる冬のうらがわ #短歌



事情ごと抱えてくれるひとといてうす灯りさえやさしく見える 短歌



霜柱きしむ音だけひからせて地底の国に冬を知らせる #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年11月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

最近の日記

もっと見る