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2025年10月14日17:57

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私のお馬鹿な黒歴史

 10月14日連休明けの火曜日。
 午後3時、郵便局へ第4校の分厚いゲラを持って行った。これまでのゲラ拝は100日を掛けたが、今回は2カ月弱。手抜きをした、という罪悪感が終始つきまとい、解放感も達成感もない。が、郵便局を出たら気抜け状態で、何も考えられない。
 明日から山中湖に行く。前回、管理人さんに鳩サブレーを持参したら、「母が大好物で、すごく喜んでました」と言われたので、また鳩サブレーのお土産が要ると思った。64歳のお母さんなら少なくとも80代後半以上のご高齢だ。なので、豊島屋で箱入りの鳩サブレーを買う。
 連休中、可能な限り校正に向かっていた。
 夜の9時半、新しい紅茶を開けた。と言っても、庶民の「リプトン紅茶」ティーバッグ。
 数カ月前、山中湖のマンションで深夜、ラジオドラマを聴いたのだが、タイトルが「リプトン」だった。高校生の淡い恋愛模様を描いた短篇ドラマで、女の子が毎日のようにリプトンのシールを男の子にあげ、男の子は毎回そのシールを机に貼り付ける、という関係。或る日、男の子が「どんだけおまえ、リプトンが好きなんだ?」と尋ねると、女の子が「ええっ? キミがどんだけリプトンのシールを集めているの、とわたしは思って、あげていただけなんだよ」と答える。ふたりは誤解しながら相手をどんどんと好きになる、というようなたわいもないストーリーだった。
 小学生時代から緑茶があまり好きではなかったので、紅茶を飲んでいた。当時だから日東紅茶だった。やがて、いつの頃からか、日東紅茶はリプトンに替わった。
 久しぶりにリプトン紅茶を飲んだら、思っていたより美味しかった。タルトとともに2杯、いただく。2杯目は出がらしだったけれど、やっぱりリプトンそのものの味だった。
 こういうささやかな愉しみがないと、生きてはいけない。
 一日にひとつでいいから、ほっこりできる時間が欲しい。
 校正を送り終えたあと、机の下にごちゃごちゃと散らばっているような書類を少しだけ整理した。と、なぜだか一枚の紙焼き写真があって、それは三流週刊誌の記者時代に「裸のパーティー」を取材したとき、裸になるべく服を脱ぎ出した私の写真だった。こういう笑える恥ずかしい過去というのが案外と今の私を支えてきたような気がする。手帳の中にしのばせておきたいわ(笑)。
 
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