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2025年08月21日20:59

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学校日誌を見に山梨へ行く

 8月18日(月曜日)、ネットでいろいろとググっていたら、偶然、<【戦争の記憶】戦時下のこどもと大人 学校日誌に書かれた“日常” 中央市で企画展開催 >という記事に出遭った。
https://news.ntv.co.jp/n/ybs/category/culture/ysc228abb8861d40b0a97b6681f1654b5c
 日本テレビ系列のニュース番組「バンキシャ」で「学校日誌」の特集が組まれたのは、8月3日のこと。(この特集はYouTubeにもあがっていた https://www.youtube.com/watch?v=JifI_Lxvpa4)
 何度も書いてきたが、私はいわゆる”正史”というものに対して興味が湧かない上、嫌悪感さえある。正史を並べただけに過ぎない日本史の教科書を読んで面白いと受け取る生徒はいるのだろうか? 藤原の某が娘を天皇の嫁にすることで権力争いで抜きん出て、右大臣だか左大臣になり、天皇よりも絶大な権力を有することになった……などということより、西暦1000年の頃、一般の国民はどんな生活をしていたのか。米作り農家に課された年貢の率はいかほどか、岡山県では夜這いが当たり前だったのか、というような生活史や文化史なら俄然興味が湧く。
 日中戦争が始まった頃から、にわかに天皇が神格化していったらしいのだが、教育現場ではその一端が意図しないまま明らかになっているだろう。太平洋戦争の開戦日と敗戦日はどういう記述がなされているのだろう? 金属回収令が出たら、学校の校庭に回収された鋤とかお鍋とかが集約されていたのかしら。出征兵士の壮行会が学校でおこなわれていたりして……。
 限りなく妄想が湧いてしまう。
 そんなところで月曜日に学校日誌の小さな企画展がある、という情報を得たのだった。
 私の人生はカウント・ダウンに入っている。
 男性の平均健康寿命は72.5歳らしい。ということはあと2年半?
 そう言えば来月の免許更新には、高齢者講習を受けてからにせよ、みたいなはがきが届いていて、自動車教習所にて2時間の実技を受ける必要がある。免許云々はさておくも、山梨県の寒村にある郷土資料館までクルマを運転して行けるのもせいぜいあと5年である。
 動くのも大儀なのだが、この際、行っちゃえ行っちゃえ。5年後には行けなくなるのだから。
 というわけで、山中湖のマンションで一泊し、翌日、中央市という初めて知った市に向かうことを即決したのだった。
 20日の正午過ぎ、「中央市豊富郷土資料館」着。
 受付で「学校日誌展を見に来ました」と告げて250円を出そうとしたら、企画展のみなら無料だ、と言われ、しかも企画展に合わせた手作りの栞をいただけた。
 30分ほどパネルやガラスの保管庫に収められている2校の学校日誌を眺めた。
 で、物足らなくなって、受付にいたかたに「鎌倉から来てみました。日誌の中をざっくりでいいからめくってみたいのです」などとしどろもどろで申し出たら、あっさり快諾された。
 実際手にとって読もうとしたものの、学校日誌は何冊もあって。短時間で読めるようなものではない。受付のかたは館長さんだったのが幸いした。いろいろと説明を受けつつ、写真に撮ってもいい、と。
 昭和20年の5月27日、東花輪駅前に置かれていた飛行機部品に悪さをした3名のガキがいて、教師は土下座させて謝らせたそうだ。
 その日の日誌を開いてもらったりした。
 館長は元小学校の校長さんで、このワルガキのひとりに取材したことがあったそうだ。
「〇〇さんに問い糾したら、えらく殴られたけど自業自得だから仕方ないわ、と答えていらっしゃいました」
 こういう民衆史が私は好きなのだ。
 
 家から山中湖、山中湖から中央市。そして山中湖へとんぼ帰り。
 今日21日は山中湖から鎌倉。
 運転中は音楽が欠かせない。
 意識をしっかり覚醒させるには、気持ちを発奮させるようなアイテムが必要になった。まさか覚醒剤を使うわけにもいかない。トヨタ純正のナビは走行中、テレビもアダルトビデオも観ることはできないようになっている。
 カーナビには1000曲以上のありとあらゆるジャンルの曲が収められたSDカードを挿している。大半はYouTubeからDLしたもので、あとは自身のCDをiTunesの読み込ませた曲と、友人からいただいたジャズ音楽コレクション。
 適当にフォルダをつくってアト・ランダムに好きな曲を収めている。8割はここ10年以内の曲だが、ところどころに昔好きだったプログレだとか、好みの映画のサウンドトラックを入れこんでいる。
 今日、山中湖から自宅へ帰るとき、西湘バイパスを走り終えたあたりで、映画「個人教授」のテーマソングが流れ出した。
 高校2年の夏、私は学校帰りに名画座へ寄って「個人教授」を観た。
 映画が終わった瞬間、悪名高き高松市の補導員が私に近寄ってきて、生徒手帳を没収された。エロい映画ではあるけれど、成人映画ではない。これしきのことで補導かよ。
 高校生が蠱惑的な美女(ナタリー・ドロン)に恋をする。性の手ほどきを受ける。
 これだけの話なのだが、その頃から私は可愛い女子校生より、知的でアンニュイでエロい年上のお姉さんが好きで、実際のところ、成人映画より数倍、この「個人教授」に昂奮したのだから、ある意味、補導は正しい(笑)。しかし、手を握った経験さえない童貞が、同級生より物憂い年上の美女を好きというのはなんとも生意気だな。 
 などと懐かしみながら「個人教授」のサウンドトラックを聞いていると、疲れ始めた神経に刺激があたって元気が湧いてくるのだった。
 

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