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2023年03月24日17:39

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鎌倉文学館の休館3日前

 人間は考える葦であるが、私の場合、痛みをこらえる葦である。今朝というか、午前4時頃、右の肩甲骨から右腕にかけて痛みが強くなって、目が覚めてしまった。リリカを服用することも考えたが、輾転反側しているうちに眠ったような眠っていないような横臥状態で午前7時を迎えた。
 朝食後、珈琲をがぶ飲みしてから病院へ。担当医師はブロック注射に懐疑的ゆえ、相変わらず昂ぶる神経を鎮める点滴とリリカを処方し、「毎日数パーセント痛みが減っているのなら、もうしばらく頑張ったら治るよ」という励ましで診察が終わった。
 腰を浮かせながら「リリカ以上に効く鎮痛剤はありませんか」と尋ねるも、医療用麻薬しかない、と。
 
<鎌倉文学館は、2023年3月27日(月)から休館します。大規模改修の休館は2023年4月1日(土)から2027年3月31日(水)までの予定ですが、大規模改修休館前の片付けのため、3月27日(月)から休館します>

 朝刊挟み込みの「タウンニュース」に鎌倉文学館が長期休館になるという記事があった。そうそう、すっかり忘れてた。
 今週末は激混みだろうから、行くなら今日しかない。2027年4月なんて、そもそも自分が生きているかどうかわからない。こういう時に行って「死んでるかも」などと憎まれ口を叩く奴はたいてい図太く生きているもんだ、などと想うと、余計、文学館を訪ねて運気を呼び寄せるぞという気になった・
 午後2時前、自転車で文学館を目指した。道々、右肩に激痛が走り、息も絶え絶え。
 が、館内に入って、漱石や太宰や芥川、井上ひさしなどの直筆原稿を見入っているうちは、少し忘れる。「十六夜日記」の写本だとか、「万葉集」に収められた鎌倉の歌を読んでいると、今日来てよかったと思えた。

 万葉集の3423番
薪伐る鎌倉山の木垂る木を まつと汝が言はば恋ひつつやあらむ
(薪(たきぎ)を伐(か)る鎌の、鎌倉山の枝のたるむ木を松、そう、「待つわ」って君が言ってくれたなら、ずっと君に恋しているだろうねぇ)

 Twitterのつぶやきと内容は大差ない。オヤジのダジャレとも言える。
 ちょっと気持ち的に笑ったあと、痛みを堪えながら自転車のペダルを漕いで無事帰宅。
 今日は初夏の陽気だったので、なんとかアクティブになれたのだった。
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