アメリカ軍の苦い敗北 ベトナム戦争
アメリカ兵は、ジャングルと戦っていた。ベトナム戦争は、ベトナムを南北に分けての内戦だった。北を、東側が、そして、南を西側がサポート。朝鮮戦争のように、東西を分けた代理戦争のような様相だった。ベトナムには、バックにソ連、中国も付いていた。南ベトナムには、アメリカ軍、そして、韓国軍も派兵。アメリカ軍は、沖縄の離島を使って北ベトナム軍への攻撃の模擬訓練を行なっている。結果的に、ベトナム戦争では、アメリカ軍は、負けることになる。ベトナムは、共産主義国家となって現代に至っている。ベトナム戦争での敗北で、アメリカ軍は、変わっていく。アメリカが圧倒的な軍事力を持っているのは、ベトナム戦争時でも同じだった。だが、ジャングルでのゲリラ戦で、アメリカ軍は、苦戦を強いられた。アメリカ軍の小銃は、フルオートで、弾丸を連続発射できる。圧倒的な優位になると思われたが、アメリカ兵は、ベトコンの気配を感じると、フルオートで攻撃し続け、あっと言う間に弾丸を使い果たしてしまった。ジャングルには、大量の弾丸を持っていく訳にはいかず、弾がない状態で撤退するしかない。ベトコンは、ジャングルを移動していたのではなく、地下にトンネルを掘って、その中を移動していた。そのため、ベトコンの影を見つけても、すぐに地下に潜って移動してしまうのだ。アメリカ兵は、ベトコンがジャングルに隠れていると思って、ジャングルに発砲し続けていた。最新式のフルオートが落とし穴となって、アメリカ兵は、長く戦えなくなってしまっていた。そのため、フルオートが禁止になって、弾丸は、一回の発射で3発までに限られた。今では、これが定着して、軍隊の小銃は、フルオートではなく、連続3発しか弾が出ないようになっている。一時が万事が、こんな感じで、ジャングルでのゲリラ戦は、それまでの戦闘とは勝手が違い、アメリカ軍は、苦戦することになってしまう。アメリカ兵の戦死者や負傷者が増えることで、アメリカ内で、反戦運動が高まり、ついには、アメリカはベトナムから手を引くことになる。アメリカ軍にとっては、本当に苦い敗戦だったのではないかと思う。圧倒的な武力を持っていたとしても、条件次第では、苦戦もありうるという典型だろう。アメリカ軍は、その後、ゲリラ線への対応を見直すことになる。また、米兵の被害が大きくなると世論が反戦に傾くため、その対策も考え始める。それが、ロボット兵器の開発だった。これは、そう簡単ではなかった。ロボットに関しては、世間の関心も高いので現状は、良く知られているだろうと思う。車の自動運転も、ロボット兵器の開発と無縁ではない。自動的に動く戦車の開発がそれだ。ロボット兵器は、簡単にはいかなかったが、実用化され始めたのが、ロボット偵察機だった。ドローンだ。無線誘導もできるが、自立飛行もできる。空を飛ぶ飛行体が、最も自動化が早かった。ドローンが一般化しているが、これも軍事的な開発の延長線にあるものだ。ウクライナ戦争では、ドローンが大量に投入されている。人の代わりにロボットが戦う時代に突入し始める前触れだろう。アメリカでのロボット兵器は、どんどん開発が進んで進化している。戦闘機にしても、パイロットの訓練には、長い時間がかかるが、それをAI(人工知能)に置き換えれば、パイロットを失うことが少なくなる。現状では、まだまだ、ロボットが、人間に置き換わることはないが、それでも、ドローンの大活躍が、すでに現実化しているので、完全AIの戦闘機も遠い未来の話ではないだろう。ロボット戦車も実践投入される段階に来ている。空、そして、海でのロボット兵器化が先だろうが、歩兵のロボットも開発は進んでいて、ロボットが、小銃を持っていて、攻撃する実験も繰り返されている。2速歩行のロボットは、速く動けないのが課題だったが、それも解決され始めている。これらのロボット兵器の開発に、舵を切ったのも、ベトナム戦争の影響ではないかと思われる。アメリカ兵の被害を最小に抑えるのが、目的だ。中国は、アメリカのロボット兵団と戦うことになりそうだ。ロシアのウクライナでの闘い方を見ていると、オールドスタイルも甚だしく、戦略、戦術、武器も、何もかもが時代遅れで、とても、世界第2の軍事大国とは言えない状況だ。特に、AI系は、全く遅れているようで、いまだに、物量で押すとか、非人道的な兵士の大量投入で、何とか切り抜けようとか、発想や考え方の、時代遅れ感が酷い。かつて、ソ連には、督戦隊(とくせんたい)なる、悪名がいたが、これは、自軍の兵士が、しっかり突撃するか後ろで監視する役目で、逃げ出したりすると督戦隊が、逃げた兵士を銃撃した。前には敵、後ろにも督戦隊と、敵に挟まれた兵士は、突撃して戦死するしか道はない状態にされていた。これが、ソ連、そして、ロシアの戦い方だ。野蛮そのものだが、ロシアの指導者の頭の中は、過去の悪き遺物がいっぱい詰まっている。ウクライナ戦争は、オールドスタイルとニュースタイルの戦いでもある。まともに戦えば、オールドスタイルの勝ち目はない。これは、最初から分かっていたことだ。ロシアを巻き込んで奈落に落ちようとするのか、ロシアだけでも救おうとするのか、悪党にも3分の魂。プーチンには、ほんの少しの義侠心ぐらいは、見せて欲しいとは、思う。
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