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2020年12月04日21:43

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蟬の抜け殻を地面に埋める

 今朝、玄関の靴箱上に置いていたアブラ蟬の抜け殻をつまみ、庭の隅に埋めた。むかしの日本語で蟬の抜け殻を空蟬と呼ぶ。7月だったと思う。たまたま家近くの細道で見つけて拾い上げ、じっと見ているうちに精巧な作りだと小さな感動を覚えて、持ち帰ったのだった。靴箱の上には沖縄の南城市で買った小さなシーサー(獅子)を置いている。2頭の獅子の間に空蟬を置いておいた。なんとなく幸運をもたらしてくれそうな気がしたので。来年もまた、抜け殻を見つけたら魔除けになってもらおう。

 警察署へ車庫証明を取りに行った。昼から陸運局へ行って名義変更することもちらっと考えたが、旅疲れで注意力散漫状態かもしれないので自重。来週中に行けばいい。
 帰宅後、パソコンに向かう気が起きないので、家全部を掃き掃除したり、風呂の残り湯を使って旅行中身につけていたブラックジーンズやセーターを手洗いしたりして、無聊をかこった。頭を使わない単純作業、好きだな。
 出来ることなら、なにもしたくない。生涯、いや生来、鬱病みたいなものか。そのことがはっきりしたのは高校1年の頃で、ニュースでも見て知ったのだろう。やがておとなになって社会に出る、ということに嫌悪感と否定感と恐怖感がない交ぜな思いを持ち、「北海道の山中でヒグマの生態を調査・研究する研究者とは名ばかりの世捨て人になりたい」という夢想をした。それなら北大の理類に入学すればいいので、受験勉強もあまりしなくて済むみたいな計算もあった。で、2年次から進路が文系理系と分かれるため、理系に進むことに決めた。しかし、ヒグマの生態に興味があるとも思えず、結局のところは現実逃避だった。

 昼2時から翻刻開始。1時間半で中断し、ラズリと散歩へ。暖かくて絶好の散歩日和だ。途中、顔見知りのボーダーコリーと遇い、私より5歳くらい年上の飼い主と数分、会話を交わす。コロナの話題が出て、彼から「いつ死んでもいいけど、苦しんで死ぬのはいやだ」といきなり言われて面食らう。私も同感。
 帰宅後、ふたたび詩人のノートに向かうも、難読文字が頻出し、似た漢字を辞書で探したり、怪しい固有名詞をネットで調べたりしていると、なかなか作業が進まない。
 もう今日は私という「個人商店」のシャッターを下ろして、営業終わりとしたい。
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