ネットはテレビの敵
タレントの中には、ネットを敵視する者もいる。そのようなタレントの特徴は、ネットに付いて無知だというところだろう。ネット社会と言われて久しく、子供からお年寄りまでネットを楽しんでいる時代に、タレントが何を時代錯誤なことを言っているのかと、そのあまりに頓珍漢な発言に呆れていた。どうでもいいとも思っていたのだが、お笑いが好きで、芸人も好きな自分としては、今時、ネットは敵だ、と息巻くベテラン芸人が痛々しく感じられて、いたたまれなくなったのだ。簡単に言うと、視聴者に向かって、お前達は、敵だ、と言っている感じ。客に向かって、お前達に売る商品はない、帰れ、と言うようなもの。言われた客は、そりゃ、面白くないだろう。ネットは敵、という言葉は、それほど視聴者に対して失礼な言葉になる。そこが分かっていない。ネットは、テレビ局のようなものがあって、プロデューサーがいて、ディレクターがいて、作家がいて、というようなものではない。ネットワークだ。ネットに接続している端末が、繋がって、広くて大きなネットワークを作っている。それぞれの端末が受信機であると同時に発信機にもなっている。ここが、テレビとの大きな違いだ。現在における情報の在り様がそこにはあるのだが、ネットは、中央集権的な情報の拡散と伝達をしない。情報は、上から下へと流れる、とよく言われていた。優秀なエリートが指導者となり、下々の大衆に、ありがたい情報を流してやる、というのが、今までのやり方だった。その指導者が、上にいればいるほど、広い裾野まで情報は届く、と信じられていた。ネットが発達するまでは、問題はあるとはいえ、それなりの効果はあったのは事実だろう。上下の関係は、大衆をコントロールするには都合が良かったということだろう。革命が起こって価値観がひっくり返っても、結局上下が入れ替わっただけ。上から下への流れは変わらない。だが、ネットは、違った。人間の脳にあたる、マザーコンピューターがある訳ではない。沢山の小さな家庭用のコンピューターがあるばかりだ。それらが繋がって情報が行き来している。情報網だけの世界。その中の情報には、上下がないため、情報が上から下に流れることもない。テレビ番組で、再生数を取り上げるのは、その情報を上の情報なのだと格付けし、持ち上げたいためでもある。つまり、水は上から下へ流れるという古びた情報伝達に囚われたやり方だ。デジタル情報は、水ではない。上から下だけに流れるわけではなく、下から上へ、そして、横にも、斜めにも、自在に流れていく。アナログ的発想とデジタルの違いだ。ネット社会では、誰がセンサーになるか分からない。そのセンサーが感知した情報を、即座にすくい取るのが、ネットのやり方だ。そして、その最初の情報は、非常に微小な場合が多い。氾濫する多くの情報の中から、有益だと思われる情報を見つけ出すのが、ネットの醍醐味だ。上から下に流れる情報は、情報としての価値は低い。誰でも知っている情報に価値はないわけだ。鬼滅の刃が、社会現象となって大ブームとなっているが、今、鬼滅の刃に熱狂しているアニメファンは、少ないのではないだろうか。鬼滅の刃がアニメファンの間で話題になったのは、もう、随分前の話だ。今、アニメにさほど興味を持っていない人達まで、熱狂しているのを横目でみて、凄いなと、思っているのだろう。ブームを冷静に見ている感じだ。天邪鬼ではないので、つまらない、なんて言うつもりは毛頭ない。おそらく、他にも面白いアニメはあるのにな、と思っているアニメファンは多いだろう。と言うことで、ワンパンマンの原作が熱いという話題を1つ。ワンパンマンは、漫画が2種類ある。原作漫画とリメイク漫画だ。どちらもネットで公開されている。原作のワンパンマンは、作者が新作の連載で忙しいのか、一時期停滞していた。連載も終わって、ワンパンマンの続編が描かれるようになったのだが、これが、とんでもない展開になっている。ガロウ編でも、とんでもなかったが、それ以上の展開になっているのだ。海外でも、原作のワンパンマンが話題になっている。進撃の巨人も、いよいよ最終章が始まり、原作漫画組では、進撃の巨人ロスが、すでに起こって終わり。次は、アニメ組が衝撃を受ける番だ。そして、自分は、幼女戦記のアニメの続編を待っている。ちなみに、今、お勧めのアニメは、呪術回戦だ。4話で、物語が盛り上がってきている。1、2、3話と、軽く流して、4話から、じっくり見るのも良いかも。
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