昨夜は結構、萌えた。午後11時から2時間近く、ネットで「買物」を楽しむ、悩む、そしてポチった。
デジタル書体「明治教科書明朝」を知ったのは2016年か2017年の7月に開催された東京国際ブックフェアの会場で、割と広いブースに製作者の大谷秀映氏がいらっしゃった。詳細は省くが(
https://designpocket.jp/static/font/FGPmeiji-kyoukasyo-mincho/default.aspx)、読んで字の如しで、明治時代の字体である。
この書体の特筆すべきは「新字体のテキストのまま旧漢字に変換される仕様」があることで、「顕彰」と打てば「顯彰」という旧漢字に変換してくれることだ。私のFEP(日本語入力)はATOKで、昔の漢字をほぼ登録済みなのであるが、たとえば音読みで「ショウ」や「ス」といった漢字を出そうとしたら、変換候補が150も200も出てしまい、たった一文字の漢字を入力するのにえらく時間がかかってしまう。面倒ではないのだが、非効率。
ブックフェア会場でよほど買おうかと思ったし、大谷氏と少し会話をして「世の中には労を厭わず趣味に没頭できるこういう人がいるもんだ!」と敬意も抱いたのだが、1万数千円である。会社を辞めた身にはチト痛い額だった。
その後もたまに明治教科書明朝を欲しくなることがあった。が、そのつど「不要不急のものじゃないし」と思ったのだが、ここに来て資料の打ち込みをすることとなるとそれがどういうものなのか、俄然お買い物の上位候補に急浮上してきたのである。
1時間くらい思案したのち、買った。
欲しいものがもう一つあった。それは昭和元年から20年までに出た国語辞典で、自分が知っているなかでは「広辞林」「言海」といったところ。これも調べ始めたらキリがなくて、さらに買おうと思えば、たとえばヤフオクで落札価格500円+送料700円の「広辞林」が出ている。これは大した額ではない。
が、商品説明を読むと、かがり糸が切れる寸前であったり、用紙が経年劣化で傷んでいたりという記述があって、そういう辞書を引くのは神経が疲れるだろうと思った。じゃあやめよう。しかし優柔不断な私は、昔むかしの辞書が1冊くらいあってもいい、と思い直してみたり、やっぱ買わないと拒否したりで、結局は買わなかった。
深夜、こういうネットショッピングをする、というのはレジャーとしても楽しい。書体はDVD一枚のものだからパッケージを見るくらいだが、昭和15年刊の広辞林の実物画像を見ていると、「80年前の辞書かよーー」などとタイムスリップ気分。
今日も作業はまあまあ進んだ。
昼前、不調となったダイニングの掛け時計をメーカーの修理センター宛てに宅急便にて送る。その前に、送るのに必要な段ボールをもらいに、スーパーへ行ったりしたものだから、こんなことで1時間以上を費やしてしまった。
世間は明後日から大型連休ゆえ、時計が戻ってくるのは早くて来週末なのだろうか。
それにしても一日が短い。
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