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2018年09月06日16:39

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深夜のAmazonで衝動買い

 2日の日曜深夜11時過ぎ、普段どおりにMacbookProでメールをチェックし、ブラウザを起ち上げた。何冊か気になっている本があるのでAmazonに接続したら、トップ画面でfire HD10が大幅な値引きの24時間限定セールをしていた。「残り48分54秒」などというカウントダウン表示がある。
 fire HD10というのはAmazon製の10インチタブレット端末で、割と評判がいい製品だ。そもそもはiPadの誕生前にKindleという電子書籍リーダーが製品化され、それが時代に合わせて段々と進化し、いつのまにかAmazonでのお買い物はもちろんのこと、ネット接続やメール、音楽を聴いたり映画を観たりできるタブレットになった。
 実は私、1990年以来の古参アップル信者なので、これくらいの知識しかない。どういうOSなのかさえ、知らなかった。Amazonのfire HD10の商品説明を読んでみたら、解像度がよく、コア(CPU)も割と速そうで、画面も9.7インチのiPadとほぼ同じ10.1インチだ。現行のfire HD10が新発売された時にちらっと値段を知ったのだが、19800円だった。
 それが19800円→15800円→24時間限定の11280円、となっていた。
 昨年末、ずっと使い続けていたiPad2が壞れた。で、現行のiPadが欲しくて買おうと思ったのだが、4万円だ。性能もデザインも秀逸なので高いというわけではない。が、iPadでやることといったら、ネットと電子書籍を読むことくらいで、必要ないと言えば必要はない。が、昨年11月以来、dマガジンという雑誌読み放題の配信システムに加入していて、ほぼ毎日、雑誌のチラ見はしていた。iPadが壊れたので、週刊誌はiPhoneで拡大しながら読んでいて、大判の月刊誌などはMacbook Proで眺めていた。が、電子書籍ならぬ電子雑誌だけはタブレットで読むのがいちばんラクで、手軽でもある。
 これくらいの値段で雑誌が読めるのなら買っていいか、と考えた。中国製のタブレット端末は安いし、性能も2年くらい前からiPadと肩を並べるくらいによくなってきたらしいが、アップルユーザーとしては比較検討する気にはならない。が、Amazonブランドなら買っていいギリギリの範囲にある(私の場合に限っての話)。
 が、そもそもfire HDについてはよく知らないので、まず調べてみることにした。
 Android系のOS端末で、しかもAmazon独自で手を加えていること。アンドロイドスマホのようにいろんなアプリをインストールして楽しむのは基本的に出来ないのだが、簡単にOSを書き換えてGooglePlayから無数のアプリをダウンロードして使うことが出来るらしい。そして私にとっていちばん重要な液晶画面の美しさについては、口コミを読む限り高い評価だった。
 ネットでユーザーの評価を次々と見ていくうちに、タイムセールの終了まで残り10分を切っていた。画面に「残り6分20秒」「残り5分18秒」と刻一刻、時間が経っていく。
 MacとiPhoneで雑誌が読めるじゃないか、物を増やしてどうする? 
 雑誌をタブレットで読みたい!
 残り3分の時点で後者が上回ってしまい、ポチった。

 翌々日の4日、fire HD10が届いた。
 早速起動させてみたら、ご丁寧にも一度開封して私のAmazon情報とIDなどを打ち込んでいて、いきなり「風さん、ようこそ!」というメッセージが出る。
 これについては発注後の月曜日、fire HDの情報収集をしていて既に知っていた。
 受け取ったマシンは火曜の深夜零時にAmazon市川倉庫の誰かさんが私の情報付けをし、きれいに梱包し直し、午前5時にヤマト運輸が回収してまずは「横浜西営業所」に届けられた。注文履歴とAmazonからの発送案内で、こんな別に知らなくてもいい情報を知ることが出来る。
 私がだらしないかっこうで音楽を聴いている時間にAmazonの誰かが働き、爆睡中にヤマト運輸のドライバーがパッケージを乗せたトラックを走らせている。ちょっと申し訳ない気持ちになる。
 fire HDはユーザーの皆さんが言うとおりで、iPadに較べたら安っぽい作りだ。裏はiPadのアルミと違ってプラスチックで、Amazonのロゴが大きくプリントされている。
 設定が終わったあと、ネットにあるご親切なユーザーのブログに従って、OSの改造を始めた。で、さあこれでGooglePlayがインストール出来たか、と思ったのだが、Amazonの意地悪によって、アプリはインストールしているのに起動してくれない。
 次に、別のユーザーのブログで指示されている方法を採ってみた。
 これは正解だったらしく、GooglePlayは起動し、取りあえずdマガジンアプリとYouTubeアプリをインストールした。なお、当たり前のことながらdマガジンはAmazonも似たような読み放題サービスをしている配信元ゆえ敵対関係にあって、素のAmazon fireHDではdマガジンの雑誌をいっさい読めないのだ。アレクサ、Amazonは自分勝手だと思わない?
 早速、dマガジンで先週に発売されたMacFanとCG(カーグラフィック)をぱらぱらと繰ってみた。画面がきれいだし、かなり読みやすい。字がくっきりしているので、ここ2年くらい急速に衰え出した目には快適だ。
 50歳を過ぎたあたりまで、「年寄りがメガネを外してレストランのメニューを見たり、新聞の活字は大きいほうがありがたいと言っているのはダサいな」などと、やや小馬鹿にしていた自分がいた。これに限らないんだけど、若い頃、健康である頃、エネルギッシュな頃というのは、よほどの教養があるひとか心が仏様のようなひと以外、傲慢であったりお調子者だったりする。自分が口に出して年配者に「ダサい」などと言ったことはないけど、心の中ではそう言っていた。過去に戻って反省したって仕方ないのかもしれないが、やっぱり今になって恥じている。
 
 台風が列島をほぼ過ぎ去った昨日、毎日読んでいる南紀・熊野在住75歳のブログに、コメントを寄せた。熊野は大過なかったという台風報告だったのだが、天気予報では徳島と紀伊半島の間を通り過ぎる進路だったので、その東側にあたる熊野は大丈夫なのかと、心配していたのだった。この「爺さん」の存在を知ったのは、フォルクスワーゲンup!でいろいろと検索していて引っかかった。up!について毎日、日記を書いているわけではなく、熊野の生活を中心にその日の出来事や考えたことが詳しく書いてある。私はこの夏、熊野で催されたお祭りや花火大会はもとより、毎日の海の様子から市内に3軒あるスーパーマーケットの特徴まで、誰よりも詳しく知っている(笑)。
 今年は自然災害が多い。今回の台風で関空は大混乱に陥ったが、これは半ば人災だった。熊野の爺様は、こんな関空にカジノなんか作るのはおよしなさい、と日記に書いていた。その通りだと思う。
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