アニメ 海外リアクション
日本のアニメが海外で人気だと言われて久しい。子供向けのアニメとして日本のアニメが輸出されるようになり、その日本のアニメで育った子供達が、大人になっても日本のアニメを楽しむようになっているようだ。ドラゴンボールスーパーでは、ラストに近づくと、南米各地で、パブリックビューイングが行われ、大盛り上がりだったそうだが、南米のパブリックビューイングは、昔の街頭テレビのようなもので、広場のようなところに大型のモニターかプロジェクターが設置してあり、それを近所の子供達や大人達が見て楽しむという仕組み。無許可でやっていたようで、日本のアニメ関係者は抗議したようだ。このようなイベントでは、普段アニメを見られないような子供達も楽しむことができるという副産物も含まれている。難しい問題でもあるので、ある程度の含みを残すのも一つのやり方だろう。ユーチューブでも、アニメを観て、そのリアクションを動画として公開するという、不思議な動画がアップされている。ユーチューブでこの手の動画を発見して、最初、何が面白いのか、と疑問だったのだが、観ていく内に、リアクションが面白いと感じるようになった。日本で放送されているアニメなので、そのアニメは、テレビで観ていた。そのためストーリーは知っているので、主にリアクション、つまり、どこで、どんな反応をするか、を観るのが主な目的の動画だ。いろんなリアクション動画がアップされているが、人によっても反応の仕方が違って興味深い。海外のアニメファンの反応は、やはり日本のファンの反応と少し違う。今や日本食が人気で、日本観光の一番の楽しみになっているようだが、これも、アニメで日本の食事シーンが流され、その影響もあるのではないだろうか。たこ焼きに、お好み焼き、屋台でおでんをつつきながら酒を飲むシーンなど、アニメでもふんだんに出てくる。僕のヒーローアカデミアというヒーローもののアニメでも、主人公達が、学食で、お昼を食べるシーンがあるのだが、そこには、いろんな日本の食べ物が並べられている。アニメでは、食べ物に、特別な意図があるわけではないのだが、海外のファンは、カツ丼を食べたり、カレーを食べているシーンに興味深々なのだ。たこ焼きが出てくると、オー、タコヤキと言って面白がっている。アニメのキャラが、普段食べている食事には、ファンは、やはり興味を持つだろう。日本旅行をしていて、アニメに登場していた食べ物と遭遇すると、思わず食べてみたくなる、ということだろう。海外での、お好み焼きや、ラーメンなど、庶民食の人気も、アニメに登場することが、人気の発火点になっている可能性もある。ユーチューブでのアニメのリアクションは、著作権的には、ギリギリだろうと思う。それなりの配慮はされているので、今は公開は許されている感じだ。びっくりなのが、あの著作権にうるさいディズニー系のアニメも、ユーチューブで公開されていることだ。ミニオンの動画は、非常に多い。本編を丸々というのは、もちろんアウトだが、予告編のように、短いカットはOKなのだろうか。ユーチューブの場合、音楽に関しては、非常に厳しい規制がかけられている。ゲームプレイの動画をアップしても、音楽で引っかかって弾かれる、ということが良くある。ユーチューブの場合、著作権に引っかかりそうな動画は、自動的に弾かれる、つまりアップされない仕組みになっているのだ。アップされる動画は、ギリギリセーフ、という判断のようだ。音楽部分をカットすると、甘くなる感じだ。もちろん、自分で歌ったり、演奏している場合は、OKになる。日本も、著作権にうるさくなってきているが、これは、難しい問題で、原理主義的に、著作権を振りかざして規制すればいい、というような単純なものでもないようだ。海外では、普段の生活では、アニメも漫画も観られないような環境の子供達も現実にいるわけで、そのような子供達も、アニメを楽しめるというのは悪ではないだろうとは思う。零れ落ちるという発想は、大切なのかもしれない。ワンパンマンの漫画は、無料でネットで公開されている。世界中の誰もが観ることができる。できれば、英語やいろんな言語にも訳して公開されるのがベストではないか、とは思う。そうすれば、公式の漫画を観る海外のファンはより増えるだろう。今では、もう、原作者のONEも作画を担当する村田雄介も世界的な漫画家になってきている。他の漫画家も同じだ。日本の漫画やアニメは、もう、世界がマーケットになっているのだ。ビジネスとして成熟するのは、まだまだこれからだろうが、その過渡期ではある。ここで、方向性の判断を間違うと展開が遅れるだろう。より広めるための投資は必要だろうと思う。権利を主張するのは当然だろうが、手からこぼれおちる雫まで、吸い取ろうという欲深さは、逆効果になるかもしれない。
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