WRC 6 からWRC 7へ
WRカーには、パワー制限が設けられている。WRC 6の設定は、2016年のWRCシリーズの規定が元になっている。WRCシリーズは、オフィシャルなゲームなので、現実のWRCと懸け離れた設定はできないのだ。確かにリアルという意味ではそうだろうが、WRCの問題点も同じようにゲームに持ち込まれてしまうのだ。それがWRカーのパワー不足。現実のラリーの場合、安全性を考慮した規制が必要なのは同意だが、ゲームで、パワーを制限されると、本当に面白くない。WRC 6をプレイして感じるのは、車のパワーの無さだ。トップスピードも大したことはないし、特に低速がとろい。パワーがスカスカなのだ。レースカーで300馬力は、大したことがない。ゲームだとさらに物足りない。他のゲームで、600馬力以上の車を操作しているため、余計にWRCシリーズのWRカーが、物足りなく感じてしまうのだ。これは、オフィシャルゲーム、リアルゲームの弱点だろう。思い切ったファンタジーをゲームに加えられないのだ。ダートラリーやローブラリーだと、かつての名車、ストラトスやインプレッサ、ランエボ等を使えた。ローブラリーには、幻のクラスSの車も登場。タイムトライアルでは、クラスSが900馬力のヒルクライムの車と激しいバトルを展開していた。300馬力のWRカーでは、600馬力のクラスSの車には太刀打ちできなかった。パワーを制限するメリットも確かにあるだろう。同じ条件でのタイムトライアルでは、一見公平なように見えるが、実際は、その車に合うドラテクを持っているプレイヤーが、圧倒的に有利になる。プレイヤーにも個性があって、ワンメイクカーでのレースだと、プレイヤーの個性を殺してしまうのだ。だから、トッププレイヤーの走りは、同じようなスタイルになってしまう。それ以外の走り方ではタイムが出難いからだ。これでは、走っていて面白くない。2016年のWRカー、つまりWRC 6のWRカーの不満点は、パワー不足、安定性、空力への不満などだった。だが、現実のWRCでは、2017年にWRカーの規定が変わった。
300馬力が380馬力にアップされた。
車幅が55ミリ拡大され、少し横に広くワイドになった。
空力のアップ。ダウンフォースが増えた。フォードが非常に精悍なスタイルに変身。
車体の重量が、1200キロから1175キロに変更。車体が軽くなった。
パワーが300馬力から380馬力に上がった上に、車体の重さが1200キロから1175キロと軽くなったため、スピードはかなりアップ。ダウンフォースも増え、車幅が広がったために安定性も確保。2017年のWRカーは、2016年のWRカーと比べると性能が大きくアップした。ゲームのWRC 7でも現実の規定変更に伴って、車の性能が変えられる。これで、WRC 6のWRカーのもっさりした挙動が改善されるのではないか、と期待している。軽量化のメリーットは、スピードが出るだけではなく、ブレーキも効きやすくなり、加速も良くなって、キビキビした走りになる。馬力アップよりも、車体の軽量化、空力の変化やワイド化の方が、車の挙動への影響は大きい。2017年のWRカーの方が、2016年のWRカーよりも操作しやすいはずだ。
WRC 7は、WRC 6とは、別物と言えるほどWRカーの性能は変化している。確実にWRC 7の方が楽しいと思う。
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