WRC6 独特の間 そしてジャンプ
WRCカーとして使われているSUVには、独特の間がある。操作感にダイレクト感が乏しく、ゆったりと荷重移動をする。まあ、レースカーとして生産された車がベースではないので仕方のないところ。シェイクダウン・チャレンジでは車のセッティングができないのでSUVの弱点がダイレクトに出てきて、なかなか操作し難い。特に車高を高くしバネを柔らかくすると左右のロールが強くなって、まったりした間が生まれる。左右の切り返しに時間がかかってしまうのだ。これをなるべく解消するには、コントロール感度を上げると効果的なのだが、コントロール感度は、ABSとTCSも兼ねているので感度を上げ過ぎるとタイヤのロックや空転が酷くなって、コースによってはタイムが落ちてしまう。感度を下げるとまったり感が強くなり、この感覚に慣れるのに時間がかかってしまうようだ。WRCカーは改造されたレースカーではあるのだが、ベースは市販車なので、車のフォルムからくる性能の制限はどうしても受けてしまうようだ。空力には限界があるのでスピードを上げると車がだんだんと浮いてくる。跳ねるようになるのはそのためだ。車が跳ねている状態でステアリングを切ったりブレーキングしても車は反応してくれない。WRC6は、スピードを落として走行する分には、大人しいのだが、一旦スピードを上げ始めると、いろいろと問題が出てくる。この跳ねの問題もそうで、いかに車を抑え込むか、タイヤがしっかり路面に接地しているタイミングで操作するか、など、独特の操作感覚が必要になってくる。車はWRCカーに限られるので、どの車も基本的には同じような操作感になるが、馬力とトルクの違いで、若干の差が付けられている。シトロエンDS3が330馬力と一番馬力があるのだが、これが操作し難い。何かが仕掛けられているような感じで、操作感が良くない。次がPOLOでミニと続く。後は300馬力になるのだが、フォードが操作しやすい印象だ。ローブラリーでもそうだったが、シトロエンのC4は名車で、スピードと操作感のバランスが抜群だった。DS3は、その後継車になる。だが、C4の操縦性の良さが失われてしまっている印象だ。パワーと操作感のバランスに癖があって、スピードはあるが、操作感に難がある車になってしまった。POLOも独特の癖があって慣れるのに時間のかかる車で、油断すると直ぐに暴れ始める。それでもタイムを出すにはPOLOが一番かもしれない。WRC6の場合、セッティングで車の挙動を大きく変えることが難しく、車高を低くし、バネを硬めにしてロールを抑えるぐらいだろうか。路面は比較的フラットなので、車高を低くしてトラブルになることはほぼないようだ。ジャンプも車高を低くしても問題ない。バネをジャンプのために柔らかくする必要もない。ジャンプの跳び方をレクチャーした情報はほとんどないので、基本的な跳び方を紹介したい。
ジャンプの跳び方
ジャンプした時の車の荷重位置によって車の空中の姿勢が決まる。
アクセル全開で加速しながらジャンプした場合
荷重がリアに移動しているので、空中でどんどんリアが下がりリアから着地し、その後、フロントが強く路面に打ち付けられ、車が前後に大きく跳ねる。
ブレーキングし、減速しながらジャンプした場合
荷重がフロントに移動しているので、空中でどんどんフロントが下がり、リアが上がっていき、フロントから路面に突っ込む。かなりの衝撃になるので、大きく跳ねたり、事故になる場合がある。
等速状態でジャンプする場合
荷重がほぼ中央になっているので、車は空中で水平を保ち、4輪で着地する。衝撃も少なく、すぐに加速に移れる。理想としては等速だが、ジャンプする前に減速し過ぎるとフロントが下がってしまう。フロントから路面に突っ込むのだけは避けたいので、ジャンプ前に減速し過ぎるのは最悪だ。そこで、やや減速が足りないかな、と思うぐらいでジャンプする。少しリアが下がっているかな、ぐらいのタイミングだ。ややリアが下がっている状態から、水平までの間でジャンプする。ジャンプする直前に、アクセルを緩めたり、左足ブレーキをチョンと踏んで、荷重をほぼ中央になるようにしてジャンプする。荷重はリアから前に移動しながらジャンプし、きっちり重心が中央にあるタイミングでジャンプするのが理想だが、それは難しいので、ややリアから中央あたりで、ということになる。ただ、減速状態でジャンプすると、ジャンプの距離も短くなり傾斜の付いている坂の途中でタイヤが接地して、結果、フロントが沈み込んでいる姿勢と坂の傾斜がフィットする、ということはあるので、ジャンプの形状や状況によっては、わざとフロントに荷重を移動させてジャンプする場合もある。ジャンプスポットを飛び越えて、平坦な路面に着地する場合は、フラットな状態で飛ぶのが良い。
リアを下げながらの着地。水平な着地。フロントを下げながらの着地。など、これらの着地の姿勢はジャンプする時の車の重心位置で決まるので、跳ぶ直前の操作によって車の重心を移動させる。ジャンプを苦手にしているプレイヤーは、加速しながら、つまりリア荷重で跳んでいる場合が多く、車が路面に着地する時に大きな衝撃を受けてしまっているのだ。重心が車の中程に近い状態で飛べば、車は水平に跳び4輪でストンと着地する。むしろバネは硬い方が、車の沈み込みが少なくて車が安定するぐらいだ。ジャンプ時の荷重位置を意識すれば難しくないので楽しく跳んで欲しい。
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