mixiユーザー(id:6486105)

2015年04月20日21:56

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屋根のペンキ塗り

 先月、屋根のペンキ塗り替えで我が家に来てくれた個人業者が、今朝突然、見積書を持って訪ねてきた。お寺の庭師さんの伝手で紹介を受けたペンキ職人さんと会い、まずは屋根の様子を調べてもらってから約1カ月。
 見積書を渡されて、ざっくり説明を受ける。
 屋根用塗料は大きく分けて3種類ある。ウレタン塗料、シリコン塗料、遮熱剤入り塗料。で、見積書の金額は順に36万円、42万円、51万円とあって、ものすごく大雑把な内訳が書いてあった。
 2万円程度のデジカメ一台を買うのに、ビックカメラでまず現物を見て21800円かと値段を記憶に書きとめ、価格コムで最安ショップが19000円でアマゾンだと19800円と事細かなチェックをして、妥当なアマゾンで買う、というくらいに慎重なくせに、こういうケースでは真逆になる。値段より質、質より人とのつながりが大切で、「時価」で結構だ。この家を保つお手伝いをしていただく、という感謝の念が経済感覚より勝る。
 ゆえに、その場で見積書を見るまでもなく、「お願いしたいと思います。ペンキの選定も含めてよろしく!」と即決した。18世紀から世界は「金本位制」が確立しているが、田舎は21世紀になっても「人本位制」が残っている。ご近所さんのリフォームなどでも、施工時期や金額など未定な段階で依頼していることが多いようだ。いざ工事が始まっても、まだ料金はわからない(笑)。
 昼を過ぎたころから雨がだんだん強くなり始めた。低気圧のせいなのか、精神の状態が悪いからなのか、ずいぶんと憂鬱な気分になる。ひとことで言ってしまうと、面白くないのだ。何をやっても。
 この気分をどう諫めたらいいのか、いつもわからない。この手の憂鬱さをもし病気ととらえるのならば、高校の頃から「発症」している。「イラッとする」という言葉は21世紀になって頻繁に使わ出した形容だが、私は普段からイラッとしている。テレビのバラエティ番組でひな壇にB級タレントが5人も10人も座っているのを目にするだけで、イラッとする。タレント同士が全然おかしくもないやり取りをし、そのたびに「へえええええ」とか「ははははははは」と収録スタジオで見ている客の声が流れる。ディレクターが大きなスケッチブックに書いた「へえええええ」の文字盤を見せたら観客が指示に従って「へえええええ」と揃って驚く。タレント入りの前に5回も10回も練習させられるんだもんね。で、この私はテレビで観客の「へえええええ」という唱和を聞くと、さらにイラッとする。テレビを見なければ済む、というわけではない。社会というのは多かれ少なかれ和が大事なので、「へえええええ」なり「はははははは」というのはお約束事として半ば強制されている。なにもテレビのバラエティだけが不快なのではないのだ。
 だからこの種の憂鬱が始まると、できるだけ現実から逃避することだ。
 今日も本ばっか眺めてた。
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