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2015年03月30日12:12

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ライブへ

 土曜日は先輩ミュージシャンのライブへ。
 開始より1時間半ほど早めに桜木町へ行って、いまや桜の名所となった大岡川を歩いた。まだ三分咲きで、訪ねた時間も夕方だったので人通りは少なかった。初めて大岡川沿いのこのエリアに足を踏み入れたのはかれこれ40年も前のことだ。水上生活者が暮らす小舟があちらこちらに停まっていたり、歩いている人はいずれもいわく付きの風体だったり、飲み屋という飲み屋すべてがヤクザとつるんでいるような雰囲気で、まともな横浜市民の大半はこの一帯に来なかったと思う。そのうち馴染みのジャズ喫茶とライブハウスができたので、ちょくちょく来たが、辻の角々に街娼が立っていたり、自分よりちょい上のいかにも活動家風な男たちが闊歩しているそばを、少し身体を縮めるようにして歩いていたように思う。昔から野良犬のように彷徨い歩くのが趣味だったし、しかしおかしな連中と関わり合いになることを極端に嫌った。面倒は起こしたくない、いまも同じだ。
 こうして同じ場所を歩き、40年前から知っているミュージシャンのライブを聴けることは大いなる自己満足だ。他に何が要るもんか、とさえ思う。
 ライブで気になったのは先輩のMCで、歳をとって目がかすんできたとかキーを下げ始めたとか物覚えが悪くなったなどという話を聞くと、自分も似た兆候をしばしば嘆いて要るので親近感が湧く反面、そんなことはどうでもいい、オレが大事に想うことはいま何をどう歌うのか、という興味だ。昔と今を比較してどうなる? 70年代と2010年代の社会や世相を比較したら、構造の後退と文化の衰退に於いて雲泥の差がある。まるで自分の心身の脆弱化と比例している(笑)。先輩がしきりに「老人力」を話すのも、おそらくはかつての秀才がいまや一介の老人になりつつあるという劣等感と恐怖心が根底にあって、そんな自分をどう高めて表現するか、という遠因ゆえであろう。
 
 昨日は連日の外出で疲れがあったので、家の中でおとなしくしていた。
 昼からソニー系列の電子書籍店「ReaderStore」で本を漁る。これまで電子書籍を買った経験はアマゾンだけだったが、ソニー製品を買ってユーザー登録をした人に宣伝を兼ねて「電子書籍券1000円分チケット」を送っているらしく、私のところにも今月始めに届いた。で、一週間前に「電子書籍券の有効期限は3月29日まで」というメール案内が届き、そこで実は初めて「へえ、そうなんだ」と知ったのだが、これを利用して遊んでみよう、と。
「沖縄ふっとばされ物語」ゆーかー(著) 378円
「眠る女 」池澤夏樹(著) 108円
「ツールドのと454日〜普通のおっさんがジャスコで買った4万円の自転車で挑戦」砂原康治(著)  108円
「沖縄あるある 生活編 」 大村隆二(著) 324円
 ほぼ1000円をうまく使い切った、ふふふ。
 本当は沖縄系を1冊にして、アダルトな写真集を買おうと決めていたのだが、購入履歴から熟女写真集やエロ漫画の案内が届く可能性を考えると萎えた。もっと真面目な大著を1000円で買うという気もあったが、それならリアルな本のほうが読みやすいし、買ったという盛り上がり気分にもなれる。
 夜はサッカーの五輪予選。ベトナム代表が日本人監督になって強化されたことと、いまのU22世代が小粒になったことで、接戦になった。かろうじて2対0で勝ちはしたものの、1対1で引き分ける可能性もあった。私としては未来を担うべきこの世代の奮起を促すために、引き分けになることを途中から期待してしまったのだった。
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