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2020年08月05日05:19

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愛知県刈谷市芋川遺跡1

　所在地　愛知県刈谷市一ツ木町芋川 (MAP左)
　　種別　集落
　　時代　縄文
　　立地　碧海台地西縁
主な遺構　竪穴住居12
　　　　　土坑墓4
　　　　　土器棺墓4
　　　　　土坑1
特記事項　縄文中期の竪穴住居跡を多数検出。土坑墓、縄文晩期の土器棺墓
　　　　　を検出

南北に長い地形の刈谷市(かりやし)は
逢妻川(あいづまがわ)と猿渡川(さわたりがわ)によって、
北部・中部・南部に三分割されており、
北部と中部を分断しているのが逢妻川だった。

上記地図のように芋川遺跡は刈谷市中部の北端に位置している。
カーブしながら東から西に流れている逢妻川の南岸80m以内に
芋川遺跡は位置していた。
知多半島といい、刈谷市といい、遺構はほとんどが貝塚だったが、
久しぶりに遺跡に遭遇することとなった。
6月の中旬　炎天下の中、芋川遺跡に向かった。
芋川遺跡は芋川公園と一体となっており、
公園は周囲の道路より1.7mほど高い丘になっている。

公園の外周には桜が並木になっている。
石段を上がって、公園内に上がると、
公園の中央には教育委員会の製作した
複数の大きなパネルが設置されていた。
屋外だが、ちょとした資料館みたいな作りだ。

パネルの『芋川遺跡』にはこうあった。

「芋川遺跡は、刈谷市内を西流する逢妻川左岸の小支谷に立地し、衣浦湾沿岸の最奥部に形成された貝塚を伴う遺跡として知られています。昭和44年、58年、61年の3次にわたって約3,500㎡に及ぶ発掘調査が実施され、その結果、縄文時代から奈良時代にかけての複合遺跡であることがわかりました。
　縄文時代では中期中葉～後葉(約4,000～4,500年前)の竪穴式住居12軒、土壙墓(※4基)、貯蔵穴、屋外炉のほか、晩期後葉(約2,500年前)の土器棺(※4点)などが発見されました。～以下略」※AYU注

(写真中)はパネルに掲載されていた縄文時代の埋葬人骨出土状況。
(写真右)は縄文時代中期の土器出土状況。

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