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2020年02月01日22:11

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鹿島アントラーズ2020〜2〜勝利優先

千葉県のプレシーズンマッチとして千葉銀行がスポンサーとなるちば銀カップがある。千葉県内のJリーグチーム柏レイソルとジェフユナイテッド市原千葉との試合だ。その茨城版が今日のいばらきサッカーフェスティバル2020だ。対戦カードは鹿島アントラーズと水戸ホーリーホック。しかし日本リーグ時代からの歴史を誇る日立と古川とは違い20ものタイトルを誇る鹿島と水戸とは格が違う。その証拠にこれまでの対戦成績は鹿島の13勝1分け。

しかし、今年はいつもと違う点がある。鹿島はこの火曜日にリーグ3位として臨んだACLのプレーオフに敗れた。天皇杯決勝から27日後。監督の交代。そして相手はACLの常連メルボルンV。しかも相手はシーズン真っ最中。負けたいい訳ならいくつもある。だがそれが許されないのが鹿島だ。厳しい条件であっても一つのタイトルを失ったのは間違いない。

そしてその4日後の今日。プレシーズンマッチだ。リーグ開幕に向けての調整やシステムのテストという意味合いもある。しかし、それでも今日の鹿島にとって勝利は絶対だったはずだ。

ほぼ満員に埋まったケーズデンキスタジアム。観客は鹿島ファンの方が少し多い。当然だろう。鹿島市には水戸のファンは少ないが、逆に水戸市には鹿島ファンは大勢いるはずだから。同じ茨城なのだ。そして試合は鹿島がボールを支配した。右サイドバックに入りキャプテンマークを巻いた内田がチャンスを作る。主将らしく大きな身振りでゲームをコントロールした。そして白崎からのパスをうまくトラップした荒木が相手のマークをうまくかわして左足でゴールに叩き込んだ。

その後も鹿島は攻撃の手を緩めなかったが水戸もJ2らしい激しい当たりで守る。後半から途中出場した松村の右からの攻撃は力強く何度もチャンスを作ったが、後半から出てきた正GK本間の好セーブもあって追加点を奪えなかった。

守りの時間が多い水戸であったが、サイドを起点に攻める鹿島とは対照的に水戸は中から縦パスを通してくる。U23代表の町田、昨年の高校選手権準優勝校流経柏出身の関川がセンターバックとして機能したが、それでも水戸はその攻撃をしつこく繰り返す。水戸もチャンスを幾度となく作ったのは間違いない。鹿島サポーターとして観戦した試合ではあるが、水戸のサッカーにも十分に魅力を感じた。

今季から水戸を率いるのは秋葉監督。あのアトランタ五輪のメンバーだ。ワンタッチでボールが廻る。真ん中から攻める。内容的には押されはしたが魅力的なサッカーをする水戸。鹿島は一応の結果を出したが、このプレシーズンマッチで手ごたえをつかんだのは水戸のほうかもしれない。



2020年2月1日 いばらきサッカーフェスティバル2020(於 ケーズデンキスタジアム)
鹿島1−0水戸(荒木)

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