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2019年10月19日22:55

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神宮スズメの独り言2019秋〜46〜4年生の秋

立教の田中誠也君を見るのはもしかしたらこれが最後かもしれない。急にそういう思いになった。

来週の土曜日は毎年のように箱根駅伝の予選会に行く。その日が立教の最終カード明治戦だ。おそらくその1回戦に田中誠也君は投げるだろう。雨で流れることもあるし、3回戦まで行けば月曜日に見ることもあるかもしれない。だが、確実に彼の姿を見ることができるのは今日しかないかもしれないのだ。

1年生の春から投げている彼を見てきた。今日の登板が六大学で49試合目。小さい身体を目いっぱい使って投げる姿。精一杯投げてもお決まりの138キロという計時が多かったが、この秋は140キロを超える場面を何度も見た。今日は142キロという表示もあった。

打たれても粘り強い投球が魅力の田中君。プロ志願は出していない。


昨年秋の早稲田戦。田中君は1回戦で先発した。早稲田は千葉ロッテマリーンズから指名を受けた4年生の小島君だった。同じサウスポーで何度も投げ合った小島君に田中君は名残惜しいようなコメントを残した。そして試合は4回途中で4点を失って敗戦投手。小島君に完投勝利を許した。3回戦にも小島君との投げ合いとなったがエラーでの1失点で頑張ったが結局小島君が完投勝利を挙げた。

今年は自分が4年生の番だ。そして相手は早稲田のサウスポー早川君。早川君が田中誠也君に名残を惜しんだかどうかはしらないが、逆の立場として臨んだこの試合。

立教は早川君の立ち上がりを攻め四球と3安打で3点を先制した。1回の裏の早稲田も2安打を放ったが田中誠也君はお得意の粘り強い投球で無失点。2回には3塁に走者を置いてボークで1点を失い、5回にも小藤君にソロ本塁打を浴び3−2とされるが8回には早川君をリリーフした今西君が崩れ2点をリードした。この回2死で中嶋君が出塁すれば田中誠也君に代打が用意されていたが、中嶋君は凡退。その結果田中誠也君は9回まで投げて完投勝利を挙げた。

被安打8、与四死球2だったが三振を9個奪った。4年生最後のシーズン、プロに行く人も行けない人も、もう野球を辞める人も最後のシーズンだ。田中誠也君の今後の進路は知らないが、大学最後のシーズンに全力を出してほしいと思う。昨年の秋に小島君に挑んで2連敗した田中誠也君。今度は4年生としての立場だ。結果はともかくいい姿を残してほしいと思う。

早稲田は5人がプロ志願を出しながら1人も指名されなかった空気が重くのしかかっていたように思えた。4年生は優勝を一度も経験しないまま卒業ということになりそうだ。

だが、最後のシーズンであることは早稲田も立教も同じだ。優勝の可能性がなくとも最後の神宮を思いっきり楽しんでほしいと思う。昨年プロ入りした小島君に挑んだ田中誠也君のように・・・・



2019年10月19日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第6週1回戦(於 明治神宮野球場)
立教
300 000 020 = 5
010 010 000 = 2
早稲田

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