法政の今シーズンは優勝のチャンスだと思っている。篠木、吉鶴の木更津総合出身の両エースにリリーフエースの安達君。打撃陣も1回戦では4連打が出るなど立教戦よりも上げてきた感じだった。
法政は吉鶴君、慶應は竹内君が先発し慶應の1番には昨年の塾高の優勝メンバーである丸田君が名を連ねた。
試合は慶應が水鳥君のタイムリーで先制したが4回の裏に吉安君のタイムリーで同点とし竹内君から替わった広池君も鈴木大照君に打たれて2−1と法政が逆転。投手陣のいい法政を再逆転するのは難しいかと思われたが、慶應は5回に代打二宮君の本塁打と水鳥君のこの日2本目のタイムリーで3−2と逆転。さらに抑えのエース安達君から3四死球で満塁とすると林君のタイムリーで5−2とリードを広げた。
それでも安心できないのは今年の慶應の投手陣だ。その裏今度は四球と安打にエラーが重なって1死満塁からワイルドピッチと内野ゴロで再び5−4と1点差に迫られる。この8回の2点は両校とも1安打で挙げたものだ。
最後まで予断を許さない展開で法政は最終回2つの四死球で1死1・2塁としたが最後は外丸君に併殺に押さえられ慶應がなんとか勝利した。
試合は接戦だったが内容的にはともに誉められたものではなかった。しかしそんな中でも勝ち点を目指すのが学生野球だ。明日の3回戦は再び篠木君、外丸君のエース対決となるだろう。楽しみな一戦である。
2024年4月28日 東京六大学野球春季リーグ戦 第3週2回戦(於 明治神宮野球場)
慶應義塾
001 020 020 = 5
000 200 020 = 4
法政
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