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2024年03月11日23:56

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『電人ザボーガー』

『電人ザボーガー』全52話(74ー75)
「ライダーマン」山口暁の主演作で、しっかり4クールある。10円で動く遊具みたいな寝そべりポーズのオートバイがロボットに変形する。主人公が強い。ブルース・リーの声真似と形態模写は、いま見ると間抜けだが、普通の人間が武術で戦うのはユニークではある。
ザボーガーは等身大ロボットだ。ロボット刑事はアンドロイドでそれなりにカッコよかったが、実写ロボットは巨大でないとノロマに見える。人間ヒーロー大門豊のほうが強そうに見える。
敵のΣ団は「殺人強盗団」という悪そうだけどセコい別名がある。毎回色々な犯罪を企むので、プロットにバラエティを与えてくれた。特に巨大ロボットを作るために鉄材や技術者を拐う展開が前半を盛り上げる。それはいいが、11話で内部からの攻撃であっさり爆発する。勿体ない。町で暴れてほしかった。予算が無かったのか。
70年代特撮の悪の華・藤山律子さんが敵幹部ミスボーグを演じる。銀色のぴったりフィットした衣装がエッチい。どうしても胸に目が行く。悪之宮の車椅子を押したり前線で指揮したり、甲斐甲斐しい秘書ぶりだったが、35話で粛清されてしまう。出番も多いし、この役が代表作と言えるだろう。中盤に自動車にデコレーションした敵が登場する。人間の着ぐるみを見慣れた目には新鮮だ。特に24話・25話のブルガンダーは軽トラにブルドッグの顔がついた造形が印象に残る。
大門のライバルとして22話から秋月玄が登場するが、あまり意味なし。ハカイダーやタイガージョーにはなれなかった。

39話で新たな敵に悪之宮が殺され、40話から三ツ首を首領とする恐竜軍団との戦いが始まる。ストロングザボーガーにお色直し。13本の恐竜軍団編はひたすら襲ってくるだけで、Σのような陰謀は企てない。シンプルで見やすい。王女メザを演じるのは、星光子。和服を含めた私服を披露する。お美しい。彼女は南隊員より悪女のほうが似合う。
終盤の三ツ首竜が暴れるシーンは、「スペクトルマン」からの流用である。最後は敵との相討ちエンド。
低予算ながら、面白いアイデアも見られるし、女性悪役の美しさが忘れがたい。★★★
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