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2022年06月08日21:08

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神宮スズメの独り言2022春〜79〜投手戦

昨日は7回2死まで東海大を相手に7回2死まで完全試合を演じた佛教大。その兄貴分の仇を討つように環太平洋大学をノーヒッターに封じた東海大札幌。

もちろん、その好投手である佛教大山本君も東海の渡部君も今日は投げるはずはない。そしてその状況でどのようにしてベスト8を狙うのか。

東海大札幌は登坂君、佛教大は徳田君を先発に送った。

登坂君はリーグ戦登板実績を見ても第2エース。そして徳田君は昨日の山本君が本来は押さえ投手であり第1エースだ。

東海の登坂君は真っすぐの制球が悪くボールが上ずっている。変化球の制球は良く空振りを奪えるが投球の組み立てが困難で初回からピンチの連続。しかし、佛教大は4回までに5安打を放ち5つの四死球を得ながらも無得点。残塁は9だった。これほどまでに点数をいらないと言われると野球の神様もへそを曲げた。

5回の東海大札幌はこれまでパーフェクトに押さえられていた徳田君に対して先頭の鈴木大地君が2塁打で出塁。さらに1死満塁までチャンスを広げるが無得点。6回も先頭打者が安打で出塁。盗塁で無死2塁とするがこれも無得点。その5回と6回の佛教大は3三振を喫して三者凡退だった。

野球の神様は佛教大を見放して東海大札幌に向いたように見えた。だが7回が試合を分けた。

東海大札幌は替わった佛教大の木瀬君を攻めて安打と四球で1死1・2塁。ここで武内君はレフト前に運んだ。先制点かと思われたが3塁コーチは両手を広げて2塁走者を止めた。

ここは絶対にギャンブルゴーだったとボクは思う。突っ込んでいてレフトから好返球があったとしても微妙なタイミングだったし、まだ1死だったためアウトでもまだチャンスはあった。

ここまで両チームに得点チャンスを与えてくれた野球の神様をことごとく裏切って0−0となっていた試合の7回だ。そしてこれはもちろん結果論だが、レフトからの中継に入ったショートはそのボールを落球していた。しかしまだ1死満塁。だがここで東海大札幌は最悪の併殺で無得点に終わる。

そしてその裏の佛教大。7回表の攻撃中、東海の先発登坂君はブルペンまで走って行った。もうこれで上がりかと思った。次はだれがマウンドに上がるのかとボクは思っていたが、結局登坂君は7回裏も続投した。そして先頭の竹田君から3連打を浴び1失点で降板。替わった山君も内野ゴロで1点を失うと連続スクイズで4−0とされた。

さらに8回にも2点を失って東海大札幌は敗れた。

この大会は投手戦が多い。だからこそ投手交代がうまくいくかどうかという面での監督采配は重要だ。リーグ戦で楽勝してこの大会に出場してきたチームが味わったことのない経験だろう。東海大札幌はリーグ戦で12戦11勝1敗。佛教大は11戦10勝1敗だ。

取れる時に取る。それは出来れば苦労はない。だがそうならなかったなら投手をケアするしかない。それは選手以上に監督のゲームプランが大きく影響しているようにこの試合を見て思った。



2022年6月8日 第71回全日本大学野球選手権 2回戦(於 明治神宮野球場)
東海大札幌
000 000 000 = 0
000 000 42x = 6
佛教

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