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2021年03月22日22:07

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恋文

終戦後の東京で外人相手のラブレター代筆の仕事をする男は過去の恋人のことを忘れられずに悶々としている。そんな折に元恋人が英語の手紙の代筆の依頼に来る。外人相手に商売女をしていたことを知り主人公は心情的に許せない。主人公の弟は何とかしようと奮闘するのだが…。
神代辰巳とショーケンの映画とは別物。
日本の女性映画監督の嚆矢とも言うべき田中絹代の記念すべき初監督作品。本人もチョイ役で出演。田中絹代の顔の広さもあってか豪華キャストがチョイ役で多数出演。
映画の方は、ロケーションにこだわった撮影とセットなのかロケーションなのかわからない美術などかなり力が入っていて初監督の気負いが感じられる。でもストーリーがイマイチ。苦悶する男と女の大仰なメロドラマでアホらしく感じてしまう。あからさまな男尊女卑というか女性蔑視というか。ゲイの木下惠介が脚本を書き、女性の田中絹代が監督しているというのに。
渋谷の路地がメインの舞台で、あの辺のことか、と思い見ていて、確かあの辺りは恋文横丁というんじゃなかったかな、と思い後ほど確認したらそうだった。本作の原作と本作で有名になったのでそう名付けられたそうな。知らなかったな。
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