昨夜は「十六夜」でした。
今日のカットは、10年ぶりに見る薬師寺さん双塔と十六夜の月です。
月光で照らし出される屋根の稜線と双塔の九輪、水煙が印象的です。
「十六夜」を「いざよい」と呼ぶ由来は、「猶予う(いざよう)」という言葉から。
「躊躇する」の意味を持ち、、前日の満月よりも、約50分遅くれで東の空に現れます。
その様子を言い表したものとか。
以降、どんどん月の出は遅くなり、呼び方も変化します。
17日目:立待月(まだかまだかと立って待つ)
18日目:居待月(待ちくたびれて座ってしまう)
19日目:寝待月(床に入って待つしかない)
20日目:更待月(夜も更ける頃にやっと)
26日目:有明月(夜明けに現れる)
昔の人は味わいのある表現をしたものです。
◆昨日の似顔絵は、杉咲花さんでした。
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