mixiユーザー(id:712728)

2020年02月13日03:49

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彼らは生きていた

第一次大戦を扱った記録映像を修復したうえで着色し、兵士たちにインタビューした音声をナレーションとして、出征から戦闘、終戦後までの年代順に綴った驚異のドキュメンタリー。
ピーター・ジャクソン監督の久々の新作。こんな映画を作っていたとは知らなかった。技術的に何かしらの革新をもたらす監督ではあるが、本作は気の遠くなるような地道な作業をコツコツと続けたのだろう。
100年前の映像ではあるが、色がついてクリアになった状態で見ると遠い過去のものではなくて実際に生きていた人たちの記録にしか見えない。タイトルの所以もそこにあるのだろう。本当にその通りの色だったのかどうかまではわからないけどまあいいか。
戦場での兵士の生活の映像は沢山あるけど戦闘の映像は残っていないようだ。撮影どころではなかったのだろう。
復員した兵士たちが社会に馴染めず、社会も復員兵を受け入れようとしなかったところまで描いていて、記録映像を修復しただけのドキュメンタリーではないところに作り手の強い意志を感じる。
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