春まだ浅き日に、
生まれたての命に出会った、
ちょうど一年前のこと。
めぐりおとづれる春に、
仕事をしながら、
何やら騒がしい声を聴く。
ふと目をやる3匹の狐。
家の周りを荒らされるのは、
はっきり言って迷惑なのだが、
なぜ彼らが恐れないのかをふと考えた。
自然は厳しく、
野生動物といっても、
命ながら得るのは難しい。
あの日であった、生命は、
どうやら生き延びたらしい。
3匹そろってお礼参りとは、
さすがの僕でもびっくりする。
しっかり生き延びよと、
あの日手向けた思いが、
今頃帰ってくるとは、
どうぞお願いだから、
いたずらだけはしてくださるな。
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