東京日本橋の奈良まほろば館では、昨日から「吉野山の桜は祈りの桜〜桜の開花間近!」のイベントが開催されています(3月21日まで)。
1300年前、役行者が蔵王権現を祈り出し、その姿を桜の木に彫って吉野山にお堂を創って祀られたのが金峯山寺蔵王堂の発祥と言われます。
このことから、桜の木が蔵王権現のご神木とされ、平安時代から祈りを込めて桜の献木が行われ、次第に桜が増えて日本一の桜の名所と言われるようになりました。
このイベントにリンクして、今日のカットの「吉野山 春爛漫」の作品が展示されます。
奧千本にある金峰神社に登る途中、満開の桜の木の間から望む金峯山寺さんの蔵王堂がモチーフです。
独身時代、空いている土日があると、ふらっと単独行でテントを担いで洞川から入山、弥山から山上ヶ岳を過ぎた野営地にテントを張り、翌日金峰神社に降りていました。
桜の季節は、金峰神社に近づくと、それまでの静けさとは打って変わって山全体が騒音に包まれています。都会の繁華街並みの混雑の道路を、テントの入った大きなリュックが観光客に当たらぬようにして歩くのが大変だった記憶があります。
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