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2015年11月29日15:03

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ロジャー・マッギンの「Born to Rock and Roll」



先日のロジャー・マッギンの東京公演の余韻に浸る日曜の午後。とても素晴らしかったライヴで、しかしただ一つだけ惜しむらくは、ソロになってからの代表曲の一つである「Born to Rock and Roll」をやってくれなかったことかな。レッド・ツェッペリンの「Rock and Roll」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Rock and Roll」、ザ・フーの「Long Live Rock」、モット・ザ・フープルの「The Golden Age Of Rock'n Roll」、ジョン・レノンの「Rock And Roll People」等々、数あるロックンロール讃歌の中でも、ロジャーの「Born to Rock and Roll」は、ビーチボーイズ風のサウンドとハーモニーに乗せて「天命」としてのロックンロールを謳いあげた名曲で、ロジャーのミュージシャンとしての姿勢がよく表現されているように感じられ、個人的にはとても胸に沁みるものがあって特に好きな曲。アンコールで演奏すれば盛り上がったと思うんだけど、アコースティック・セットには合わないということで今回は演奏されなかったのかもしれない。この曲は、特に歌詞がいいのだ。

  美しいケンタッキーに生まれ
  炭鉱夫として生きていく人たちもいる
  それほどの幸運に恵まれなかった人は
  魂を売り渡すことですべてを購おうとする
  人は皆、飢えをしのぎ寒さから逃れるために
  何かしら天から仕事を与えられている
  時には運命的に何かを始めることもある
  そして僕はロックンロールするために生まれてきたんだ

  僕はロックンロールするために生まれてきた
  君の魂を満足させてあげよう
  ロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう
  ロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう
  僕らはロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう
  
  ずっと消防士になりたいと思っていた
  手かぎや梯子を操りたかったんだ
  その次は偉大な発明家になりたいと思った
  でも僕の頭じゃ無理だとわかった
  誰もが何か使命を帯びて生まれてきたんだ
  それで日々の糧を得て生きていくために
  すべて運命のカードに書いてあるんだ
  僕は魔法を信じる
  そして僕はロックンロールするために生まれてきたんだ  
  
  僕はロックンロールするために生まれてきた
  君の魂を満足させてあげよう
  ロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう
  ロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう
  僕らはロックンロールで
  君の魂を満たしてあげよう(Roger McGuinn/Born to Rock and Roll)

「僕は魔法を信じる(Yes I said,I believe in magic)」というフレーズは、ラヴィン・スプーンフルの「魔法を信じるかい?(Do You Believe In Magic)」を踏まえたものだろうから、ラヴィン・スプーンフルへのアンサーソングという意味合いもこの曲にはあるのだろう。そういう作詞上の遊び心も込みで、この曲は僕のSoulを軽快にSatisfyしてくれる。
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